ＫＥＲＡと緒川たまきの演劇ユニット「ケムリ研究室」が６月１１日にイベント開催

　８～９月に舞台「砂の女」を上演する「ＫＥＲＡ」こと劇作家・演出家のケラリーノ・サンドロヴィッチと、女優・緒川たまきが主宰する演劇ユニット「ケムリ研究室」が、６月１１日に東京・渋谷の「ＬＯＦＴ９　Ｓｈｉｂｕｙａ」で、同作にちなんだイベントを開催する。

　「ケムリ研究室『砂の女』を研究する」と題されたイベントは、リーディングとトークショーの２部構成で実施。リーディングでは、作家・安部公房の原作小説の一部を抜粋して緒川が朗読し、トークショーではＫＥＲＡと緒川が「砂の女」について語り合う形式となる。

　２人は「原作小説をもとに、ああでもない、こうでもない、ああしよう、こうしよう、を地道に繰り返していくその過程を、ちょっとご見学いただくというのはどうだろう、そこから何か、ピリッとしたものが生まれるかもしれない。生まれなければそれはそれでよいのではないか。というのがこのイベントの趣旨です」とコメント。作品を作り上げていく２人の”作業”をのぞき見ることができると同時に、芝居を上演する前に予習ができる貴重な機会となりそうだ。

　イベントのチケットは１５日から発売。新型コロナウイルス感染予防対策のため７０席限定のほか、配信でも視聴することができる。なお、舞台「砂の女」は８月２２日～９月５日まで東京・世田谷区のシアタートラム、その後に兵庫で上演される。