【卓球全日本】森薗政崇、3年ぶり4強 初の決勝進出へ「若い勢いや力に負けないように準備」

スポーツ報知
森薗政崇

◆卓球 全日本選手権 第6日(16日、丸善インテックアリーナ大阪)

 男子シングルスで森薗政崇(25)=BOBSON=が3年ぶりの4強入りを決めた。準々決勝で今季からTリーグに参戦し、成長著しい英田理志(愛媛県競対)を4―1で下した。カット主戦型とは対戦機会も少なく、苦手意識があったという。だが、Tリーグを通してベンチから英田の試合を見てきたことで「作戦を立てられたのは大きかった」と勝因を振り返った。

 昨年まで混合ダブルスで伊藤美誠(スターツ)と3連覇を達成したダブルス巧者。今大会は新型コロナ対策でダブルスが実施されないが、「ダブルスをやってからシングルスに動きを戻すのが毎年難しくて。今年はシングルス一本なので、比較的自分のプレーをできている」と特殊な状況も前向きにとらえている。

 初の決勝進出に向け、準決勝は田中佑汰(20)=愛知工大=と対戦する。2018年のジャパンOP荻村杯で3―4で負けたことがあり、今大会は東京五輪代表の丹羽孝希を破るなど勢いに乗っている。「丹羽さんとの対戦を横で見ていても、すごい勢いでガンガン攻めている印象だった。若い勢いや力に負けないように、僕も打ち返せるようにしっかり準備したい」と表情を引き締めた。

スポーツ

×