広中璃梨佳が2年連続1区区間賞 出場全駅伝で区間賞の“駅伝女”が爆走 クイーンズ駅伝
◆陸上 クイーンズ駅伝(22日、宮城・松島町文化観光交流館前~弘進ゴムアスリートパーク仙台=6区間42・195キロ)
12時15分にスタートした第1区(7・6キロ)は、連覇を目指す日本郵政グループの広中璃梨佳(19)が23分21秒(速報値)で同区間の2年連続区間賞を獲得した。2位以下に30秒以上の大差をつけた。
今季は全日本実業団対抗選手権(埼玉・熊谷)5000メートルで14分59秒37の日本歴代3位をマークするなど、絶好調の広中。レースでも序盤から積極的な走りで、最初の1キロを3分3秒で通過した。その直後から萩谷楓(エディオン)との一騎打ちとなったが、2・5キロ付近からは独走。5キロを15分21秒で通過。勢いそのままに、2区の菅田雅香へタスキをつないだ。
来月4日には日本選手権(大阪)5000メートルに出場予定。東京五輪参加標準記録を既に突破しているため、優勝すれば代表に内定する。1500メートルと3000メートルで日本新記録を樹立した田中希実(21)=豊田自動織機TC=が最大のライバルとなる。
◆広中の主な駅伝成績
▽2016年
〈1〉都道府県駅伝3区=区間賞
▽2017年
〈2〉都道府県駅伝4区=区間賞
▽2018年
〈3〉都道府県駅伝4区=区間賞
〈4〉全国高校駅伝1区=区間賞
▽2019年
〈5〉都道府県駅伝1区=区間賞
〈6〉クイーンズ駅伝1区=区間賞
▽2020年
〈7〉都道府県駅伝1区=区間賞
〈8〉クイーンズ駅伝1区=区間賞
◆クイーンズ駅伝の区間(第1中継所の位置を例年と変更。新型コロナウイルス感染症の対応策として、今大会限りの措置)
▽1区 松島町文化観光交流館前~ヤマダデンキテックランド塩釜店前=7・6キロ
▽2区 ヤマダデンキテックランド塩釜店前~塩釜市水道部前=3・3キロ
▽3区 塩釜市水道部前~富士化学工業前=10・9キロ
▽4区 富士化学工業前~聖和学園高校前=3・6キロ
▽5区 聖和学園高校前~仙台二高前=10・0キロ
▽6区 仙台二高前~弘進ゴムアスリートパーク仙台=6・795キロ