桂歌丸さんの三回忌に直弟子5人がトリビュート公演 墓参りでは好物サイダーで献杯

スポーツ報知
桂歌丸さんの三回忌に墓参りした(前列左から)桂歌助、桂歌春、桂枝太郎、(後列同)桂歌蔵、桂歌若

 2018年に亡くなった落語家・桂歌丸さん(享年81)の命日となる2日、直弟子の5人が横浜にぎわい座で「桂歌丸トリビュート 歌丸一門会」を行った。

 コロナ禍で三回忌法要は親族のみで行われたため、弟子の5人は横浜市内の墓所に墓参り。3番弟子の桂歌若(52)は「昨日、夢に出てきて『三ツ矢サイダーを持ってこい』と言われた」と大好物を持参。墓前に供え、献杯した。梅雨の合間の晴れ上がった空を見上げて、総領弟子の桂歌春(70)は「師匠は晴れ男だったので…。『また一門で結束して続けさせていただきます』と報告しました」と話した。

 昨年は歌丸さんが独演会を行っていた三吉演芸場(横浜市)で一門会を開催したが、今回は歌丸さんが設立に尽力し館長も務めた横浜にぎわい座で行った。2番弟子の桂歌助(57)は「コロナで開催できるか危ぶまれましたが、雨と雨の晴れ間のようにできることができた」と感謝した。

 4番弟子の桂歌蔵(55)は「師匠が厳しかった分、一門の結束が固い」、5番弟子の桂枝太郎(42)も「仲のいいのが歌丸一門の良さです」。「一門会」では、歌若が「つる」、歌助が「越後屋」、枝太郎が「小間物屋政談」、歌蔵が「壺算」、トリの歌春は「紙入れ」と歌丸さんが得意にしたネタを披露した。

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