【山田邦子 釣りウキウキ】プロアングラー・児島玲子ちゃんが引退、お疲れさま

スポーツ報知
児島玲子(左)の引退を惜しんだ邦ちゃん

 20年以上、プロアングラーとして活躍した児島玲子さんが先日、惜しまれながら引退した。「仕事がある、しかも好きな事で稼げるなんて最高じゃないか? なぜ辞める?」と思ったが、現場から戻れば、またすぐ次の現場へ。本当にプライベートな時間がなかったそうで、年齢的なことも含め、自分のこれからの人生を考えての決断だといっていた。

 確かに、何度かいろいろ私的にお誘いしたが、「嫌われているのか?」と思うぐらい一度もかなわなかった。お仕事では照英くんとの番組「照英・児島玲子の最強! 釣りバカ対決!」などを通じて、何度も一緒に釣った。仕掛けやコツも教わった。キンメ、フグ、そして大好きな小坪沖ではなんとキハダマグロも釣った。

 3年前の夏の終わり、日の出前の真っ暗な中を出船。本ガツオがバンバン来てて、もうそれだけで十分だったのに、「来るかも?」と彼女の勘は大当たり、ガーンと来たあのショックにも似たキハダの手応えは、今でもはっきり覚えています。でも私だけでは絶対に上げられなかった。

 キャンギャル出身でスタイル抜群、か細い腕で大物をあげる様は、本当にカッコよかった。でも、イェーイとハイタッチしたその手はガサガサに荒れていた。転身後、真面目な彼女がどれ程努力をしてここまでやって来たのかを思い知り、涙が出そうになった。

 玲子ちゃん、いろいろ教えてくれてありがとう。お疲れさまでした。体と頭を休めて、のんびりな時間が出来たら、私のおすすめのシャンパンなど飲みながら途中昼寝もありな「チャラチャラ釣り」にお付き合いくださいね。(山田 邦子)

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