伝説の女優・夏目雅子さん、死因は白血病ではなかった!?母親との確執など実兄が告白

スポーツ報知
着物姿の夏目雅子さん(C)フジテレビ

 21日に放送されるフジテレビ系「直撃!シンソウ坂上」(木曜・後9時)では、1985年に27歳の若さで白血病で亡くなった女優・夏目雅子さんを特集する。MCの坂上忍(52)が華々しい女優業の裏にあった母親との激しい確執や、実兄が語った「死因は白血病ではない」という言葉の真相に迫る。ゲストにはお笑いコンビ「バイきんぐ」の小峠英二(43)とタレントの松嶋尚美(47)を迎える。

 夏目さんは18歳でドラマのオーディションに合格し、本名の小達雅子で女優デビュー。その後、化粧品の広告モデルに起用され爆発的な人気を誇り、この頃から夏目雅子という芸名で活動することになった。

 坂上は実兄・小達一雄さんに直撃インタビューを行い、背景に夏目さんが母親との確執があったことを明かす。実家が都内で雑貨商を営んでいたため、一部で芸能人というだけでぞんざいな態度を取る人もおり、母親は芸能界に強い不信感を抱いていたという。そのため母親が芸能界への反感から「(恥ずかしくて)外を出歩けない」と激怒し、本名の使用を禁止したと明かした。

 芸名を「夏目雅子」に変更し間もなく、日本テレビ系ドラマ「西遊記」(1978年~1979年)で、三蔵法師役に抜てきされ大ブレイク。しかし、母親は“娘・小達雅子”は愛していたも一方、“女優・夏目雅子”を許せず、仕事用のメークのまま帰宅すると「小達雅子に戻ってから帰ってきなさい」と怒ったという。

 順調に大女優へのステップを上がっていたかに見えたが、業界内で演技が「お嬢様芸」と揶揄されることもあったというが、映画「鬼龍院花子の生涯」(1982年)で極道の娘を熱演し、「ブルーリボン賞・主演女優賞」を受賞。見事にイメージを覆し、女優としての確固たる地位を確立させた。母親も初めて“女優・夏目雅子”を認めてくれるかと思いきや、映画「鬼龍院花子の生涯」でのある芝居が、過去にないほど母を激怒させることになり、番組内で理由が明かされる。

 その後、26歳で後に直木賞作家となる伊集院静さんと結婚、その3か月後には念願だった舞台の主演も決まり、まさに順風満帆。しかし、結婚から半年後、念願の主演舞台の最中に「急性骨髄性白血病」に襲われ、入院を余儀なくされ舞台の中止も決定。その時の夏目さんは、言葉に表せないほどの錯乱ぶりだったと小達さんは語った。

 一方、これまで夏目さんの作品を一切見てこなかった母親は、夏目さんの闘病を機に過去の作品を本人と一緒に見るようになったという。小達さんが夏目さんの闘病生活や、最期の様子について克明に振り返っていく中で、坂上に「死因は白血病ではない」と告白した。

 さらに番組では、夏目さんのデビュー前の制服姿を撮影した貴重なホームビデオや、新婚早々の独占映像など、貴重な映像素材を交えつつ、わずか9年の女優人生ながら、伝説となった女優・夏目雅子の生涯に迫る。

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