女子プロ野球、“美しすぎる”加藤優ら約半数が電撃退団…創設10年目で最大の存続危機

スポーツ報知
加藤優

 日本女子プロ野球機構は1日、リーグ所属選手71人の約半数にあたる36人が今季限りで退団すると発表した。“美しすぎる女子野球選手”として話題の加藤優(24)や、女子野球W杯で史上初の3大会連続MVPを受賞した里綾実(29)も含まれている。同機構は8月に今後のリーグ運営が困難として新規参入を呼びかけていたが、創設10年目で最大の存続危機を迎えた。

 9日から京都で開催されるプロアマ含めた日本一を決める主催大会「第9回女子野球ジャパンカップ」には、女子プロ野球から2チームを参加させる予定だったが、大量退団で急きょ、残った選手で2チームを編成することになった。

 女子プロ野球リーグはサプリメント販売のわかさ生活(京都)によって、2010年に2チームで発足。現在は4チームに計71人が所属しており、既に来年の新規入団予定選手8人(高校生7人、大学生1人)も発表している。一方で8月26日の緊急会見では、その時点での総動員数が前年同時期に比べて半減の4万781人。1球団当たり年間2億以上の経費に対し売り上げは5000万円前後(昨年実績)と赤字が続いていると窮状を訴えて、新たな参入を呼びかけたが、その後も毎試合1000人を割る観客数が続いていた。すでに今年のレギュラーシーズンは終了している。

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