奇跡の46歳・中山忍、女優一筋宣言「結婚は、もういいかな」10年以上前に求愛断る

スポーツ報知
思わず見とれてしまうほどの美貌を誇る中山忍。奇跡の40代だ(カメラ・小泉 洋樹)

 今年デビュー30周年を迎えた女優の中山忍(46)が、5日から自身初の主演舞台「レッドスネーク、カモン!」(13日まで、東京・三越劇場)に出演する。戦後日本を元気づけた「東京コミックショウ」のショパン猪狩さん(享年76)の妻・千重子さんを演じる。夫婦の絆をテーマにした作品だが、スポーツ報知のインタビューに中山は「私自身の結婚は、もういいかな」と仕事一本を宣言した。(浦本 将樹)

 30年の時を感じさせない美貌にスタイル。中山が周年を締めくくるのは、まだ飛び込んだことのないコミカルな舞台だ。

 昭和の演芸界で活躍したグループ「東京コミックショウ」。ヘビ使いのショパン猪狩さん(梅垣義明)が黒い箱に入った3匹のヘビを呼ぶショーで人気を集めた。箱の中には猪狩さんの妻・千重子さんが入っており、両腕で3匹のヘビをニョロニョロと操る。猪狩さんとヘビの軽妙な掛け合いで人気を集めた。

 「私もリアルタイムでは知りませんが、うっすら記憶にあります。YouTubeを見て、あっそうそうと」

 メンバーの脱退で1人になりショーの維持に困った猪狩さんを助けたのが千重子さん。私生活でも夫を支え、義母の面倒まで見た苦労人だった。ついには狭い箱に入り続けたせいで腰を痛め、ヘビ役から退いた。

 「偉いんですよ。芸にも家族にも尽くして。でも、もともとがダンサーで明るい方なんです。へこたれないし、たくましくて、かわいらしい。それを表現したい」

 中山自身に結婚歴はなし。過去に熱愛スキャンダルを報じられたこともない。

 「上手に生きてきたので」

 10年以上前に年上の男性からプロポーズされたが「仕事が楽しかったので」断ってしまったという。

 「46歳だし、もういいかな。夫婦を演じていると、苦労ばかりでいいことないのかな~と思いますし」

 2時間ドラマに多く出演し、役では母になることもあるが、最近気になっていることがある。

 「私の子供役の子が20歳を超えてきた。最初は衝撃でしたが、まあ、おかしくはないかな…」

 今でも芝居は大好きな仕事だ。

 「お母さんの年になったら、お母さん。おばあちゃんの年になったら、おばあちゃんを演じていきたい」

 結婚願望を“封印”して今後も女優道を突っ走る。

 ◆中山 忍(なかやま・しのぶ)1973年1月18日、東京都出身。46歳。姉は中山美穂。空港へ姉を見送りに行った際に事務所スタッフの目に留まり芸能界入り。88年7月、フジテレビ系ドラマ「オトコだろッ!」で女優デビュー。同年11月「小さな決心」で歌手デビュー。95年、映画「ガメラ 大怪獣空中決戦」でブルーリボン賞最優秀助演女優賞などを受賞。身長165センチ、血液型B。

 ◆姉・中山美穂と「仲いい」

 中山の姉は歌手で女優の中山美穂(49)。「25~30歳くらいまでは『中山美穂の妹』と言われるのが嫌だったけど、ある時、その説明が分かりやすいなら仕方ないなと納得しました」と告白する。週刊誌などで不仲説も流れたが「仲はいいですよ。ご飯も一緒に食べますし」と一蹴。姉は今作の舞台にも「こういう世界観は忍に似合っていると思う」と太鼓判を押したというが、中山は「何が似合っているのか分からないですよね」と笑った。

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