【阪神】ドリス昇格!逆転CSへ先行逃げ切り“原点回帰” ソラーテは抹消

スポーツ報知
阪神・ドリス

 阪神は19日、ヤンハービス・ソラーテ内野手(32)の出場選手登録を抹消し、20日のDeNA戦(京セラD)からラファエル・ドリス投手(31)を昇格させることを決めた。打線の起爆剤と期待した新加入の両打ち砲を1か月足らずで降格させ、救援陣を強化。“原点回帰”の先行逃げ切り型で逆転CSを狙う。

 シーズン終盤に矢野阪神が方針を転換した。ソラーテは7月26日の巨人戦(東京D)でV弾を放つ鮮烈デビュー。しかし、遊撃、二塁、左翼といずれの守備でも不安を露呈した上、打撃でも出場20試合で打率1割8分8厘、得点圏打率9分1厘と、打線強化には至らなかった。

 昨季の阪神は8月23日の中日戦(ナゴヤD)で敗れるまで、6回終了時点でリードなら40勝1分けと強力なブルペンを形成。今季もジョンソン、藤川を中心に、先制した試合は27勝15敗4分けだ。左足首関節炎で離脱中の糸井の復帰が先ということもあり、外国人枠の関係で2軍調整中だったドリスを昇格させ、少ない点差で逃げ切る構えだ。

 大阪・野田の電鉄本社で取材に応じた藤原オーナーも「こんな時こそ攻めですよ。ちゃんと攻めていれば可能性はある」とベンチの積極策を支持した。残り30試合。5差の3位・広島を全力で追う。(嶋田 直人)

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