高嶋ちさ子、知られざる亡き母との半生を告白 いとこ・高嶋政宏と25年ぶりの食事会でテレビ初共演

スポーツ報知
高嶋一家(左から)姉・未知子さん、高嶋ちさ子、母・薫子さん、父・弘之さん(C)フジテレビ

 ヴァイオリニスト・高嶋ちさ子(50)が15日放送のフジテレビ系「直撃!シンソウ坂上」(木曜・後9時)に出演。知られざる亡き母との半生を赤裸々に告白する。

 ヴァイオリニストとして年間およそ100本のコンサートを開催する傍らで、バラエティー番組などでも大活躍中の高嶋。

 番組では、高嶋が最も力を入れているコンサートに密着。クラシックコンサートでありながら、即日完売が続出する背景には、クラシックの常識を覆す高嶋の演出があった。

 一般的なクラシックコンサートで交響曲となれば1曲1時間コースも当たり前だが、高嶋は5分以内の誰もが知っている曲を演奏することを心がけている。

 また、通常のクラシックコンサートではあり得ないMCトークも好評。高嶋は、時に笑いを交えながら、初心者にも分かりやすく楽器の解説などを行う。

 さらに高嶋は、歌手の荻野目洋子(50)や森高千里(50)などをゲストボーカルとして招くこともあり、これらの演出がクラシックになじみのない客層から高い評価を受けている。密着取材では、高嶋が高価なドレスや6億円もするヴァイオリンを雑に扱う、高嶋らしい一幕も。

 番組MC・坂上忍(52)との対談では、高嶋の知られざる半生が明らかに。今年6月に他界した高島忠夫さんの実の弟で、かつてはレコード会社に勤務し日本では無名だったビートルズを売り出し一躍有名にした父と、ピアニストの母を持つ高嶋。

 高嶋は母の影響で4歳からピアノを始めるも、わずか2か月で母から「才能がない」と言われ、やめさせられてしまう。その後、5歳の時に幼稚園でヴァイオリンを弾いている子に憧れ母に直訴するも、母は「ピアノもできない子にヴァイオリンは無理だ」とピシャリ。

 しかし、高嶋は1年間アピールを続け、小学1年生からヴァイオリンを始める。ようやく習い始めることができ、楽しいはずのヴァイオリンだったが、全てのレッスンに立ち会い、子供を相手に本気の熱血指導を行う母によって、それは地獄に変わってしまう。

 母が高嶋に厳しく指導し、期待をかけた背景には、彼女の姉・未知子さんの存在があった。未知子さんはダウン症で、高嶋は物心がついた時に、母から未知子さんの面倒を見てもらうために高嶋を産んだと言われた。高嶋が地獄と感じるほどに母が厳しくヴァイオリンの指導をしたのは、未知子さんの面倒を見るために高嶋に自活してほしいという思いからだった。そんな母の思いを受け止め、高嶋は世界的な音楽の名門・イェール大学の音楽学部大学院を卒業、マイアミのオーケストラに入団するも26歳の時に人生が一転してしまう。

 レコード会社に勤務する父は、高嶋の承諾なしに「チョコレート・ファッション」という音楽デュオを勝手に結成。高嶋兄弟(政宏、政伸)のいとこの彼女と、後藤久美子のいとこのデュオで、アイドルユニットとして大々的に売り出されたが、全く売れずにすぐに解散。高嶋はその後、一人で活動を続けるもうまくいかず、時には路上で演奏することも。母から借金をすることで、どん底ながら何とか生活していた高嶋だったが、ある意外な大物芸能人との出会いが彼女の運命を大きく変えることに。

 彼女の歯に衣(きぬ)着せぬ発言を面白がった大物芸能人のおかげで、さまざまなバラエティー番組に出演、一躍知名度が上がりコンサートにもお客が入るようになった。高嶋の人生を変えた、大物芸能人とは果たして誰なのか。

 そして、「母がいないと生きていけないから、一緒に死のうと思った」と語った最愛の母との悲しい別れについても語り尽くす。

 さらに、幼い頃によく遊んだといういとこで俳優の高嶋政宏(53)とテレビ初共演。25年ぶりの食事会で、子供時代のさまざまな思い出や、一部週刊誌が報じた“いとこ同士の確執”の真相などについて語り合う。

芸能

×