新人歌手・みゆなの新曲「ユラレル」、吉岡里帆の主演映画主題歌に抜てき

スポーツ報知
映画「見えない目撃者」の主題歌を歌う、みゆな

 歌手・みゆな(17)が、新曲「ユラレル」(発売日未定)で吉岡里帆(26)の主演映画「見えない目撃者」(9月20日公開、森淳一監督)の主題歌を歌うことが2日、決まった。インディーズで活動する宮崎県在住の新人。自ら歌詞を書き下ろした。「驚きと喜びがあふれています。楽曲制作をするにあたり映画を拝見させていただきましたが、こんなに引き込まれる映画があるのかと、初めての感覚でした。私の中で忘れられない作品」と抜てきをかみ締めた。

 昨夏から地元・宮崎や福岡、東京・下北沢などでライブ活動を始め、1st配信シングル「ガムシャラ」と2nd「天上天下」が、テレビ東京系アニメ「ブラックローバー」のオープニング、エンディングを務めるなど、早くから音楽関係者の間でも高い注目を集めていた。YouTubeによる「Artists to Watch 2019~注目の新人~」にも選ばれた逸材だ。

 10代らしからぬ歌唱力と独創的な世界観を武器にする。映画のメガホンを執った森監督は「主題歌は、映画の余韻に関わる重要なパート。作品の内容にぴったり寄り添うのか、もしくはアーチスト独自の新たな解釈を加えるのか。『ユラレル』を初めて聞いた時、その真ん中を、真っ直ぐつらぬく曲だなと感じました。硬質で鋭く尖った槍で、後方から映画を串刺しにされる感じ。ダークな雰囲気を醸し出しながらも情感豊かで心地よいサウンドが、映画を観客の心にしっかりと着地させてくれると信じています」と

 映画は韓国で大ヒットした「ブラインド」(キム・ハヌル主演)を原作に、吉岡が盲目の女性を演じるサスペンススリラー。吉岡は、自身の主演作を彩る楽曲に「あまりになつめの声を代弁してくれていて、驚きました。みゆなさんは、初めて映画主題歌を担当されると伺いました。わたしも本作の中で、目が見えないことであったり、盲導犬役のパルとの演技、そしてこれほどまでに本格的なアクションといった、自分にとって初めてのことに挑戦させていただいたこともあり、『見えない目撃者』で、みゆなさんと一緒に新たな扉を叩いている気がしてとてもうれしいです」と心躍らせた。

 夏には「フジロックフェスティバル」(26~28日)など数々の音楽イベント出演も決まっている。今回さらなる飛躍に向けた大型タイアップとなる。

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