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青森・鶴田の「鶴の舞橋」改修へ 4年間3期にわたる工事

鶴の舞橋

鶴の舞橋

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 「鶴の舞橋」(青森県北津軽郡鶴田町)の大改修工事が9月1日から、4年間にわたり行われる。

工事を案内するイラスト

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 鶴の舞橋は青森県鶴田町にある津軽富士見湖にかかる全長約300メートルの三連太鼓橋。青森県産ヒバを使った木造で、1994(平成6)年に供用を開始した。JR東日本「大人の休日倶楽部」の広告で、女優・吉永小百合さんが出演したことで現在は、鶴田町のシンボルとして観光客の誘客に一役買っている。

 改修工事は、30年近くたち木材の痛みや欠損が見られるようになったことから、橋脚の補強や床板を交換する。木材は予算や調達の都合からスギ材を使うという。工事は2023年9月1日から始まり、2026年3月31日まで3回にわたり、工事部分を分けて行う。

 第1期工事は富士見湖パーク側のステージまでの橋で、期間は2024年3月31日まで。第2期工事はステージとステージの間の橋部分で、期間は2024年9月1日~2025年3月31日。第3期工事は丹頂鶴自然公園側のステージまでを2025年9月1日~2026年3月31日で行う。

 工事期間は津軽富士見湖の水を抜いて重機が入り、工事部分には足場が組まれる。橋の見学は可能だが、工事期間中は全面通行禁止となる。富士見湖パーク側に工事を見学できるような足場を組む予定。工事期間外は全面通行できる。

 津軽富士見湖はかんがい用水源であるため、地域農業との兼ね合いを考え、農作業用水を確保できるよう3期間に分けて工事は行うという。鶴田町の担当者は「工事期間中はイベントを計画しており、工事期間ということを逆手に取った特別感のある企画を用意している。木を活用した鶴の舞橋を後世に残していくための工事のためご理解ご協力いただけたら」と話す。

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