Question
Updated on
10 Nov 2019
- English (UK)
- English (US) Near fluent
-
Japanese
Question about Japanese
「とてもじゃないが」という言葉を初めて読んだ時、「とても」に否定の言葉を重ねて「少しだけ」みたいな意味になるんじゃないかなぁと思いましたが、調べてみると「とても」とほぼ同じ意味だそうです。同じ意味になる語源的な理由がありますか?
When I first read とてもじゃないが, I assumed that by adding a word of negation to とても you would end up with a word meaning something like すこしだけ, but upon investigation apparently it means pretty much the same thing as とても. Is there any sort of etymological reason for why they mean the same thing?
ついでに、上の日本語に文法ミスや不自然な言い方があるなる是非教えてください。
「とてもじゃないが」という言葉を初めて読んだ時、「とても」に否定の言葉を重ねて「少しだけ」みたいな意味になるんじゃないかなぁと思いましたが、調べてみると「とても」とほぼ同じ意味だそうです。同じ意味になる語源的な理由がありますか?
When I first read とてもじゃないが, I assumed that by adding a word of negation to とても you would end up with a word meaning something like すこしだけ, but upon investigation apparently it means pretty much the same thing as とても. Is there any sort of etymological reason for why they mean the same thing?
ついでに、上の日本語に文法ミスや不自然な言い方があるなる是非教えてください。
When I first read とてもじゃないが, I assumed that by adding a word of negation to とても you would end up with a word meaning something like すこしだけ, but upon investigation apparently it means pretty much the same thing as とても. Is there any sort of etymological reason for why they mean the same thing?
ついでに、上の日本語に文法ミスや不自然な言い方があるなる是非教えてください。
Answers
11 Nov 2019
Featured answer
- Japanese
❶「とてもじゃないが/とてもではないが/とてもじゃないけど/とてもじゃないけれど」等
=「どんなにしても/いかにしても/到底」などの意味で、後に否定語(~ない、無理等)を伴います。
ですので、
「とても」と「ほぼ同じ意味」と理解するよりは、「とても(~ない)」の「強意表現」と捉えた方が良いと思います。
❷「とても」は、肯定文で「非常に、たいへん」といった意味でよく使われますが、これは後から生じた意味です。
「とても」の漢字は「迚」と書きます。この字は「途中まではどうにかなっても、最後(ゴール)までは辿り着けない、実現できない」という意味を表すので、「とても(~ない)」が本来的な用法となります(つまり、否定までがセット)。
それから、次第に「(~ない)」が落ちて、肯定的な意味(非常に、たいへん)としても使われるようになったものと思われます。
(小括)
「とても」
①「とても(~ない)」
②「非常に/たいへん」
❸「とてもじゃないが」という表現の「とても」を②の意味で捉えると、toflplopさんが推察された通り、「少しだけ」、あるいは「いくらか/いくぶん/ある程度」といった意味に解釈できると思いますが、①の意味で考えると、「強意」と解釈できます。
なお「強意」と解釈する際には、「とても」と「じゃないが」の間に一語隠れいていると考えると良いと思います。
すなわち、
「とても(~ない)」【どころ】「じゃないが」
です。
もう少し言葉を足せば、
=「とても(~ない)」どころじゃない、それ以上に(~ない)
=「とても(~ない)」という言葉では言い足りない、それ以上に(~ない)
→以上から、
例えば、「とてもじゃないが私にはできない」という表現は、
=「私には到底できない」
=「私には絶対にできない」
といった強意となります。
ご参考になりましたら幸いです。
◎「言葉を初めて『読んだ』時」
→この文脈では「読んだ時」よりも「初めて見た時/初めて目にした時」という表現の方が一般的だと思います。聞いた場合であれば「初めて聞いた時/初めて耳にした時」と表現すると良いと思います。
Highly-rated answerer
Was this answer helpful?
Read more comments
- Japanese
❶「とてもじゃないが/とてもではないが/とてもじゃないけど/とてもじゃないけれど」等
=「どんなにしても/いかにしても/到底」などの意味で、後に否定語(~ない、無理等)を伴います。
ですので、
「とても」と「ほぼ同じ意味」と理解するよりは、「とても(~ない)」の「強意表現」と捉えた方が良いと思います。
❷「とても」は、肯定文で「非常に、たいへん」といった意味でよく使われますが、これは後から生じた意味です。
「とても」の漢字は「迚」と書きます。この字は「途中まではどうにかなっても、最後(ゴール)までは辿り着けない、実現できない」という意味を表すので、「とても(~ない)」が本来的な用法となります(つまり、否定までがセット)。
それから、次第に「(~ない)」が落ちて、肯定的な意味(非常に、たいへん)としても使われるようになったものと思われます。
(小括)
「とても」
①「とても(~ない)」
②「非常に/たいへん」
❸「とてもじゃないが」という表現の「とても」を②の意味で捉えると、toflplopさんが推察された通り、「少しだけ」、あるいは「いくらか/いくぶん/ある程度」といった意味に解釈できると思いますが、①の意味で考えると、「強意」と解釈できます。
なお「強意」と解釈する際には、「とても」と「じゃないが」の間に一語隠れいていると考えると良いと思います。
すなわち、
「とても(~ない)」【どころ】「じゃないが」
です。
もう少し言葉を足せば、
=「とても(~ない)」どころじゃない、それ以上に(~ない)
=「とても(~ない)」という言葉では言い足りない、それ以上に(~ない)
→以上から、
例えば、「とてもじゃないが私にはできない」という表現は、
=「私には到底できない」
=「私には絶対にできない」
といった強意となります。
ご参考になりましたら幸いです。
◎「言葉を初めて『読んだ』時」
→この文脈では「読んだ時」よりも「初めて見た時/初めて目にした時」という表現の方が一般的だと思います。聞いた場合であれば「初めて聞いた時/初めて耳にした時」と表現すると良いと思います。
Highly-rated answerer
Was this answer helpful?
- Japanese
@toflplop
日本語、自然にすらすらと読めましたよ♪
最後の、
不自然な言い方が「あるなる」は、ただのtypoだと思ってます(笑)
「とてもじゃないが」は、
「とても+ではない」ではなくて
「とても と言うまではいかないが、でもそれと変わらないぐらい」という意味ですね。
「~とまでは言わないが」
「とは言わないまでも」
という表現も似ていますね。
e.g.
あの人はケチとまでは言わないが、かなりの節約家だよね。
「とてもじゃないが」のバリエーション
e.g.
・とてもじゃないけど、私には無理だよ/出来ないよ。
p.s.
「とてもじゃない が/けど」 のあとの文の最後は、必ず否定する言葉が来ますね。
とてもじゃないが、普通では考えられない。
とてもじゃないが、理解しがたい。
とてもじゃないけど、不可能に思える。
Highly-rated answerer
Was this answer helpful?
- English (UK)
- English (US) Near fluent
- Japanese
「とてもじゃないが」は「『とても』ではないが、そうとまでは言わないけれども、しかしどうにもこうにも極めて甚だしく」というようなニュアンスの表現です。
似たような構造のものに「言いたかないけど」という表現もあります。これも「敢えて言う」場合にしか使いません。「言いたくはないけれど、言わないではいられないから言ってしまいますよ」というようなニュアンスです。
Highly-rated answerer
Was this answer helpful?
- Japanese
@toflplop
お役に立てたようで良かったです(*´▽`*)
補足ですが、少しややこしいかもしれないので、もし分からなければ、そのまま読み捨ててください。
恐らく、厳密にみると、Maikkiさんの回答と僕の回答とでは、「とてもじゃないが」の位置づけが、僅かではありますが異なるように思います。図示すると、
【確実に出来る】
↑
↑
↑
【出来る】
↑
↑
↑
↑
【どちらでもない】
↓
↓
↓
↓
↓
【出来ない】
↓
↓
↓
↓
(とても出来ない)
※Maikkiさんの回答は(とても出来ない)と同じかそれより少し上、
※僕の回答は(とても出来ない)より少し下
↓
↓
【不可能】
「とてもじゃないが」という慣用句は、広辞苑によると、
「(『とても』を強調していう語)どんなにしても。とうてい」
と解説されています。
ですので、辞書的には()より下に位置づけられるのではないかと思います。
ただ、実際にはMaikkiさんの回答のように「()と同じか、それより少し上」のニュアンス、意味合いで使われていることが多いように思います。
その主な理由は2つあると思います。
1つは、「とてもじゃないが」の接続助詞「が」が、「逆接・反対の結果」の意味・用法を持つため、否定の意味で↓を向いていた矢印が、この「が」(逆接・反対)によって↑(上向き)となる(そう認識しやすい)、という点です。
日本人の中では、「が」は逆接、反対の印象が強いため、「()と同じか、それより上」という認識となりやすく、
その認識の下では、
「とてもじゃないが」=「とても、というまではいかないが、でもそれと変わらないくらい」
という意味に解釈されることになります。
そして、もう1つは、日本人の気質的・文化的な側面です。
人から何か頼まれた場合などには、「私には(絶対に、到底、とても)できません」とストレートに否定するよりは、「とてもできないとまでは言いませんが/何とかあなたの依頼に応えたいという気持ちはあるのですが、やはりよくよく考えると出来ないです」、という婉曲的な(やんわりとした)否定を好むという傾向があるので、否定を和らげるという意味でも「が」を「逆接・反対」の意味で使いがちです。
ただ、接続助詞の「が」には、「逆接・反対」の意味のほかに、「前後の文(句)を接続し、共存的事実を示す」という意味・用法があります。
(例文):「○○さんといえば、昨日電話で話したんです『が』、相変わらず忙しそうでした」
※この「が」は逆接・反対の意味ではなく、共存的事実(もっと簡単に言えば、同種の話題をつなげたり、展開したりする)という用法です。
今回の慣用句、「とてもじゃないですが」の「が」も本来的にはこの意味(共存的事実)・用法の「が」であり、「逆接・反対」の「が」ではないため、矢印が(とても出来ない)より更に↓に向かい、強調・強意という表現が成り立つのだと思います。
すみません。長くなってしまいました💦
僕の手許にある辞書では、「強調・強意」の意味・用法しか載っていないのですが、実際には「とても出来ない」と同じか、それより弱い意味の否定表現として使われていることが多いので、そのうち、どちらの意味でも辞書に掲載されるようになるかもしれません。
Highly-rated answerer
Was this answer helpful?
- English (UK)
- English (US) Near fluent
- Japanese
@toflplop
そうですね。
どの言語も極めようとすればするほど、その奥深さを知ることになるのでしょうね。僕はまだ英語の初歩段階をうろうろしているので、奥深さを感じ取れるようになるまで、まだまだ時間が掛りそうですが、頑張ろうと思います(*´▽`*)
toflplopさんも頑張ってください(^^)/
Highly-rated answerer
Was this answer helpful?
[News] Hey you! The one learning a language!
Do you know how to improve your language skills❓ All you have to do is have your writing corrected by a native speaker!
With HiNative, you can have your writing corrected by native speakers for free ✍️✨.
With HiNative, you can have your writing corrected by native speakers for free ✍️✨.
Sign up
Related questions
Similar questions
- What is the difference between とても and すごい and 中々 ?
- What is the difference between とても and とっても ?
- What is the difference between とても and ずいぶん ?
Recommended Questions
- xxxさんはいつもの外国語を上手に話すそうだ。っていう言い方は自然ですか。 「話せるそうだ」なら自然ですか。
- よく聞き取れませんが、教えていただけますか?
- Please how do you write in hiragana 化した From 塵と化した
- 以下の文章は、自然に聞こえますか? 「年を取ると(/取れば取るほど)記憶力が衰える傾向がありますね」
- 「米一粒も残らないようにちょうど 食べます。」っていうのは変ですか。
Topic Questions
- Is saying "yeah?" instead of "right?" common in American English? You are working tomorrow, yeah...
- Is the following sentence grammatically correct? I gave have him his diploma.
- Hello. Can someone help me with this English grammar question about "each"? 'Each + noun' is ...
- Does "I feel bad." mean I don't feel good? Or does I don't feel good mean the same as "I feel unw...
- Is this natural and correct? After defeating some monsters we got through the dense forest to ge...
Newest Questions
- Is it natural to use "do" in the following context? A: Let's do that Mexican spot around the cor...
- ①She is always tempted to eat something too much, even if she has been trying diet. 【necessary wo...
- When someone asks you if something is Okay, which would you say? "Fine with me" "Fine by me" An...
- Dose this sound natural? (buzz) "Excuse me, my doorbell is ringing, let me answer it. Please ...
- I’ll get three cheese burger and two fries, please.
Previous question/ Next question
Thank you! Rest assured your feedback will not be shown to other users.
Thank you very much! Your feedback is greatly appreciated.