さくらもちモチ

NHK連続テレビ小説「おちょやん」第1～2週 感想*ネタバレあり　[NHK連続テレビ小説感想] [編集]

NHK連続テレビ小説（朝ドラ）「おちょやん」の感想です。
今回はこちらについて記します。
第1週：うちは、かわいそやない
第2週：道頓堀、ええとこや〜

前作「エール」の余韻もまだ残る中、
始まりました「おちょやん」。
私も引き続き、出勤前にBSでの放送を観ています。

「朝ドラあるある」であろう
駄目な父親にしっかり者の主人公という組み合わせは、
主人公の健気さに繋がっており、面白い部分もありましたが、
いかんせん第1週は辛かったです。
テルヲは決して悪い人ではないと私も分かりましたが、
彼のいい加減さの犠牲になっている千代の苦労を思うと
笑うばかりではいられませんでしたし、
栗子についても（ヨシヲの件で救いはあったものの）
好ましいとは思えませんでした。



なので、毎日録画してある分を残しておくかどうかも、
こうして感想記事を書くかどうかも迷いましたが、
千代が奉公に出された大阪編の第2週に入ってから、
気持ちが大きく変わってきました。
これも「朝ドラあるある」でしょうが、
物語の舞台が大阪になってから面白く感じるようになり、
素直に楽しめるようになったんです。
また、第2週の木曜日と金曜日は胸にぐっとくるものがあり、
思わず泣いてしまいました。
木曜日は、千代がシズさんにクビを告げられたところです。
きっと大人でもしんどい事実（家族の夜逃げ）を抱えていたのに、
今の居場所も失って、
あの小さな子はどんな思いでいたのだろうかと想像したら、
自然に涙が出てしまいました。
金曜日は、千代がシズに土下座をし、
ここに置いてくれと頼んだシーンです。
岡安に来て以降、千代が幼いながらも頑張ったお陰で、
かめさんやお茶子の先輩たちも
千代に心を寄せているのが分かりましたし、
シズさんも少し涙ぐんでいるのが見えたのも相まって、
朝から泣きました……。
千代が窓に書いていた漢字もせつなかったです。
強がりを言っていても、まだ子供ですし、
テルヲやヨシヲが恋しくてたまらなかったでしょう。
そこが辛かった分、
宗助さんに漢字を教わるシーンはほのぼのしていて、
観ていてとても幸せな気持ちになりました。
芝居見物中の笑顔も、年相応で可愛らしかったです。



そうそう、書く順番が遅くなりましたが、
OPの映像と主題歌はとても好きです。
黒子さんによるナレーションも邪魔にならずに好きで、
これらはどれも「おちょやん」の世界にとても合っていると思います。
特にOP映像は、猫好きにはたまらないですね。
ネコかわいい。



そんなわけで、まだ様子見の段階ではありますが、
期待もしています。
明日からの続きも楽しみです。



続きはこちら。
【NHK連続テレビ小説「おちょやん」第3～4週 感想*ネタバレあり】
https://himezakura.blog.ss-blog.jp/2020-12-29-1