極限の快楽をもたらす謎のパズル・ボックスを手に入れたフランクは、パズルを解くと同時に魔界から現われた魔道士によって八つ裂きにされに肉体を失った。数年後、行方不明のフランクの屋敷に弟ラリーと妻ジュリアが移り住むが、怪我をしたラリーの血によってフランクが覚醒、かつて愛人だったジュリアに生贄の血肉を捧げさせて復活しようと目論む。ラリーの先妻の娘カースティは、継母ジュリアの怪しい行動を探るうち、屋根裏で変わり果てた姿のフランクと遭遇、恐るべき計画を知るが、地獄への扉はすでに開かれようとしていた。
『ハロウィン』『13日の金曜日』『死霊のはらわた』『エルム街の悪夢』など、70年代末から80年代を席巻したホラー映画シリーズのなかでも、最後期に登場、<幻想恐怖>という新しい概念を提示して世界を悪魔の呪縛に巻き込んだ80’sホラーの切り札『ヘル・レイザー』がとうとう4Kレストアを施した最新のニューマスターで35年ぶりに劇場に帰って来る。
永遠の苦痛と快楽を与える魔界への入り口を開くパズル・ボックス。魔界の魅力に魅せられてしまった者たちは、異次元から四体の魔道士=セノバイト、ピンヘッド、フィメール、チャタラー、バターボールを召喚してしまう。突如として血肉の断片と化す人問、ケロイド状の肉体となって蘇生する骸骨、生身の人間を餌食にしていく悪霊一一関わったすべての者が、気づかないうちに惨劇に足を踏み入れていく。人間の欲望をあざ笑うかのようなセノバイトたち。ホラー小説「血の本」シリーズで世界幻想文学大賞、英国幻想文学大賞を受賞、一大センセーションを巻き起こした英国の天才恐怖作家クライヴ・バーカーが、自身の原作・脚本の映画化であった『アンダーワールド』(85)『ロウヘッド・レックス』(86)の出来に落胆、溜め込んだフラストレーションを噴火させるべく、満を持して自らの手で自身の原作「ヘルバウント・ハート」を映画化して鬱憤を晴らした怒涛の初監督作。北米で1987年9月10日に公開されるや話題騒然の大ヒットを記録、スティーヴン・キングに「ホラーの未来をみた」と言わしめ、一大流血描写と、幻想美溢れる映像とSFX、斬新な世界観で、ホラー映画の歴史を塗り替えた。
セノバイトと対峙するカースティ役に当時の大型新人と祭り上げられたアシュレイ・ローレンス。クライヴ・バーカーが名のあるキャストを希望する製作会社ニュー・ワールド・ピクチャーズを説得してキャスティングしたローレンスはその後『ヘルレイザー』シリーズ3作品に出演、ヘルの女王へと成長した。ヒロイン、カースティの父役に『ダーティハリー』のさそり、『コブラ』のモンテ警部補のアンドリュー・ロビンソン、継母役に演劇の最高権威ローレンス・オリヴィエ賞の常連である大女優クレア・ヒギンズがふんしている。そして『ハロウィン』のマイケル、『13日の金曜日』のジェイソン、『悪魔のいけにえ』のレザーフェイス、『エルム街の悪夢』のフレディといったホラー界のアイコンを超える大人気キャラクターにのし上がったセノバイトの首領”ピンヘッド”をダグ・ブラッドレイが熱演、以後シリーズ7作でピンヘッドを演じ、誰もその素顔を知らない名優として知られることとなった。現実と幻想が交錯する唯一無二の地獄世界の特殊メイク、効果は『スペースバンパイア』『ハイランダー/悪魔の戦士』のボブ・キーンとジョフ・ポーターズが担当。
これまでに10作もの続編や関連作が生まれ、『チルドレン・オブ・ザ・コーン』と並び最長のホラーシリーズのひとつに数えられる『ヘルレイザー』シリーズの原点。魔道士が魂を切り裂き、快楽の源となる苦痛、拘束と恐怖の下での道徳性を説く幻想恐怖超大作が35年を経て、イギリスARROW社による4Kデジタルリマスターでふたたび日本全土をかつてない戦慄に陥れる。
極限の快楽をもたらす謎のパズル・ボックスを手に入れたフランクは、パズルを解くと同時に魔界から現われた魔道士によって八つ裂きにされに肉体を失った。数年後、行方不明のフランクの屋敷に弟ラリーと妻ジュリアが移り住むが、怪我をしたラリーの血によってフランクが覚醒、かつて愛人だったジュリアに生贄の血肉を捧げさせて復活しようと目論む。ラリーの先妻の娘カースティは、継母ジュリアの怪しい行動を探るうち、屋根裏で変わり果てた姿のフランクと遭遇、恐るべき計画を知るが、地獄への扉はすでに開かれようとしていた。
Cast
Staff
『ヘル・レイザー<4K>』公開記念
劇場限定公式グッズ、
およびポップアップショップ限定公式グッズの
“ヘルアイテム”が
地獄級大量ラインナップ!
※数量限定 ※デザイン、価格は変更になる場合がございます
※劇場によっては取り扱いのない場合がございます
HELLRAISER POPUP SHOP
会期:12/8(金)~2024/1/8(月)
会場:OPEN STUDIO〈FREAK'S STORE 渋谷併設ギャラリー〉 (東京都渋谷区神南1-13-1)
営業時間:【平日】12:00〜20:00【土日祝】12:00〜20:30
くわしくはこちら >
ますます拡大した世界観を反映した
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超地獄級、大量解禁
※数量限定
※発売日、デザイン、価格は変更になる場合がございます
※劇場によっては取り扱いのない場合がございます
HELLRAISER POPUP SHOP
会期:2024年1/12(金)~ 2/4(日)
会場:OPEN STUDIO〈FREAK'S STORE 渋谷併設ギャラリー〉 (東京都渋谷区神南1-13-1)
営業時間:【平日】12:00〜20:00【土日祝】12:00〜20:30
くわしくはこちら >
※『ヘル・レイザー<4K>』に寄せて
4Kで味わうセノバイトの造形と血肉の美しさ。
鑑賞後の胸焼けを抱えながらも
体験した事のない唯一無二の刺激的世界観に、
私にとってこの苦痛こそが
究極の快楽への入口なのだと妙に腑に落ちる。
※『ヘルレイザー2:ヘルバウンド』に寄せて
ううっキモチ悪い!
人生最悪レベルにキモかった映画。
でも、キモいの限界の先にある
悪趣味の美しさみたいのに到達していて
魔的に魅力的に今も輝いている。
もしかしたら前衛芸術。意外にコメディ?
あと魔道士はキモかわ♡
※『ヘルレイザー2:ヘルバウンド』に寄せて
『フランケンシュタイン』や
『吸血鬼ドラキュラ』などの
クラシック・ホラーの匂いを漂わせながらの
地獄めぐり
『ヘルレイザー2:ヘルバウンド』。
地獄の迷宮は、
江戸川乱歩『パノラマ島奇譚』、
中川信夫『地獄』やケネス・アンガーの諸作、
ホドロフスキーの初期作品、
そして寺山修司の世界を思わせる
暗黒版『不思議の国のアリス』といった面持ちだ。
メビウスの輪のごとく
現実と表裏一体の地獄からの脱出劇に
息をするのを忘れた。
※『ヘルレイザー3:ヘル・オン・アース』に寄せて
シリーズで最もご機嫌な快作!
痛みと快楽の美学を生贄に
キャッチーな面白殺戮血みどろ祭りを召喚。
街を地獄絵図にしながら練り歩く魔道士たちの、
超クールでカッコいい姿を目に焼き付けよう!!
※『ヘルレイザー4:ブラッドライン』に寄せて
訳アリな“アラン・スミシー監督”名義の
一作ながら隅に置けない面白さ!
使い道を知らずに
パズルボックスを作ってしまった職人の後悔と、
4世紀後の子孫にまで続く後始末の使命。
ピンヘッドさえも呆気にとられた、
壮大で爽快なラストは
劇場で観るのにぴったりだぞ!
ホラーは容赦ないときに最大の威力を発揮する。
クライヴ・バーカーはそれを知っている。
ジャンルのファンにとって
本作を嫌いになることは、
とても困難であろう。
まったくビザールでばかばかしく、
それでいて効果的な、
最も陰惨なメロドラマのような
想像力豊かな一作。
一歩間違えると
地獄への入り口が開いてしまう。
クライヴ・バーカー関連映画の最も優れた作品。
後にも先にも、本作以上にサドマゾヒズムを
メインストリームに持ち込むことに
貢献した作品はない。
私はホラーの未来を見た。
彼の名はクライヴ・バーカーだ。