公益財団法人阪和育英会

阪和育英会のウェブサイトをご覧くださり、ありがとうございます。
当会は、母体の阪和興業からの支援を受けて、奨学生の皆様に世の中の動きに即した奨学金を給付し、学業をサポートする方針で臨んでいます。

日本は豊かな社会ですが、残念ながら格差が広がっており、学業への熱意があっても、志望の大学で勉学することが困難な学生がいます。
そのような学生に奨学金を給付することにより、希望に沿って学業を続けられるよう応援することが当会の任務です。

応援できる学生数に限りはありますが、当会の奨学金で自分の描く希望に沿った人生を切り拓いていただきたいと願っています。

公益財団法人阪和育英会は、当会の支援母体である阪和興業株式会社の創立１０周年記念事業の一環として１９５７年４月に設立されました。
阪和興業株式会社の創業者の北二郎は、企業の社会的責任とその使命を果たしたいと、阪和興業株式会社の資本金がまだわずか１億円の時に、１,０００万円を投じて当会を創設しました。

北二郎自身が若い頃に苦学した体験があり、向学心旺盛で優秀な学生が経済的な理由で進学を断念することがないよう、奨学金を出すことで修学を助け、社会に有為な人材を育成しようとの主旨でした。
当会は、２０１１年３月に公益財団法人に認定され、本年３月で設立以来６７年となりますが、その間１,２００名を超える奨学生に奨学支援を行ってきました。

国際化がますます進む中、一人でも多くの意欲と能力のある学生が海外留学を通じて視野と人脈を広げ、知識を磨き、世界各国の優秀な若者に伍して活躍できる人材になって欲しいとの思いから、２０１５年度から１人１００万円の海外留学奨学金制度を発足させております。

創設者北二郎が常に抱いていた「社会に対する奉仕の精神」と「縁」を大切にする伝統を守り、阪和興業の社会貢献事業として、今後とも当会の発展のため努力してまいりますので、関係各位のご支援・ご鞭撻をお願い申し上げます。