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道端などで見かける雑草のムラサキケマンは見た目はきれいな花ですが、毒性がある危険な植物とされています。このページでは、ムラサキケマンについて解説しています。
ムラサキケマンとはそもそもどんな植物なのか、花の特徴や毒性について記載していますので、ぜひご参照ください。
ムラサキケマンとはケシ科キケマン属の植物です。tくに珍しい植物ということはなく、道端や空き地などで見かける雑草です。直射日光を好まない植物なので、日陰などやや暗い場所に自生します。
ムラサキケマンの茎はすっとまっすぐで、高さは30センチから50センチほどです。葉はイチョウのような形をしていて鋸歯があります。鋸歯(きょし)とは葉に入るギザギザのことです。また茎を傷つけると嫌なニオイがします。
ムラサキケマンは、ムラサキカンコ、カジハナ、ヤブケマン、ネコイラズ、ハッカケという別名でも呼ばれています。
ムラサキケマンの花期は4月から6月です。花の色はピンク色で先端が色濃くなりやや紫がかります。花は筒状で細長く、直径は5ミリと小さいですが筒状花ですのでラッパのようになっていて長さは1.5センチから2センチです。
花はあちこちを向いて咲くのが特徴です。ムラサキケマンの花弁は4枚で、2枚ずつ大きさが異なります。
ムラサキケマンはケシ科の植物なので有毒植物です。
茎、葉、花にブロトピンという毒を含みます。万が一、口にしてしまうと嘔吐、腹痛、下痢、呼吸困難、心臓麻痺を起こすことがありますので、注意しましょう。
まった、ペットが食べないように気をつけましょう。
ムラサキケマンはカラクサケマン、ヤマエンゴサクに似ています。
カラクサケマンはムラサキケマンと同様ケシ科の植物です。見た目はムラサキケマンに似ていますが、ムラサキケマンと比べて大きさが小さいので区別ができます。こちらは薬草として利用されることがある植物です。ムラサキケマンは有毒ですが、カラクサケマンは薬効があるという違いもあります。
ヤマエンゴサクもムラサキケマンと同じくケシ科の植物で、よく見た目が似ていて花期ほほぼ同時期の4月から5月です。ムラサキケマンとの大きな違いは色で、青紫や赤紫の花を咲かせます。
ムラサキケマンは雑草として知られるように、生命力が強いので育てるのはとても簡単です。植える場合は、直射日光が当たる場所は避けましょう。
地植えの場合はとくに水やりをする必要はなく降雨のみで育てられます。鉢植えで育てる場合は土が乾燥したら水やりをしてください。地植え、鉢植え共に特別肥料を与える必要はありません。
ムラサキケマンは毒性があるので、小さなお子さんやペットがいるご家庭で栽培する場合は注意をしてください。
ムラサキケマンの花言葉は、「あなたの助けになる」、「喜び」、「助力」です。
ムラサキケマンはほぼ日本全国どこにでも自生しますので、ぜひ見かけたら観察しませんか。向きが重ならないよう咲く花は個性的ですよ。
毒があるので間違っても食べてしまわないように気をつけましょう。
GreenSnap編集部