【アジサイの花言葉】いい意味も怖い意味もある?お祝いにおすすめの色は?
2023/2/14
アジサイは花の色や種類によって花言葉が異なるので、贈り物として選ぶときは花色や種類に気を配りながら選ぶことが大切です。
今回はアジサイの代表的な花言葉にあわせて、花の色、種類別でみた花言葉、おすすめのお祝いシーン、アレンジ方法についてご紹介します。
アジサイの花言葉とは?
Photo by hiroさん@GreenSnapアジサイの花言葉は「移り気」「辛抱強さ」「浮気」「無常」です。「移り気」は少しずつ色が変化することに由来したとされ、「七変化」といった別名もあります。
「辛抱強さ」は、アジサイの花期がとても長いことが由来です。ほかにも花の色や種類によっては、「元気な女性」や「寛容」といった花言葉もあります。
アジサイの色別の花言葉
冒頭でもお話ししたように、アジサイは花の色によって花言葉が異なります。誕生日や母の日の贈り物として贈ることの多い花ですから、贈り物に選ぶときの参考にしましょう。
紫・青のアジサイの花言葉
Photo by emuzupapaさん@GreenSnap紫・青のアジサイの花言葉は「冷淡」「無情」「浮気」「知的」「神秘的」「辛抱強い愛」です。紫は神秘的な色であることから、「知的」や「神秘的」といった花言葉があります。
「辛抱強い愛」は、江戸時代にドイツ人の医者、シーボルトが愛した日本人女性「お滝さん」がモチーフとされています。
シーボルトは日本でスパイ容疑をかけられ、国外追放となります。ドイツに帰国せざるを得ない状況になったときに、日本で採ったアジサイにお滝さんの名前を取り、「オタクサ」と学名を付けました。この二人の恋愛から由来して、辛抱強さといった花言葉が付けられたのです。
ピンクのアジサイの花言葉
Photo by すえちゃんさん@GreenSnapピンクのアジサイの花言葉は「元気な女性」「強い愛情」です。ピンクや赤などと明るい色のアジサイは、そのほとんどがヨーロッパに分布します。
ヨーロッパのなかでもフランスの女性は元気いっぱいな女性だったことから、「元気な女性」といった花言葉が生まれたとされています。
一方、「強い愛情」は由来こそ明記されていませんが、母の日などの贈り物として定番になったことや、女性のひたむきな愛から付けられたのかも知れませんね。
白いアジサイの花言葉
白いアジサイの花言葉は「寛容」「一途な愛情」です。どのような色にも染まらない白色の美しさから、懐の広さをイメージさせる花言葉がついたとされています。
お祝いごとで贈るときは花言葉や由来を織り交ぜながら選ぶことで、いつもより気持ちのこもったプレゼントになるでしょう。
アジサイの花言葉には怖い意味もある?
アジサイには女性らしいものや純愛をイメージさせる花言葉があります。しかしその一方で、怖い意味を持っているとも言われています。
その理由は「移り気」や「浮気」といったネガティブなイメージのある花言葉もあるからです。特に、青色のアジサイには「無情」「あなたは冷たい」「高慢」といった花言葉があるので、受け取った人を傷つけたり誤解させたりする可能性もあります。
ネガティブな印象を持つアジサイは、できるだけ家族や親しい友人へ贈るのがおすすめと言えるでしょう。
アジサイはこんなお祝いシーンのプレゼントにおすすめ!
Photo by shiromi03さん@GreenSnap
花の色によっていろんな花言葉を持つアジサイですが、お祝いシーンのなかでも特におすすめのシーンが3つあります。花言葉の中でも特にいい意味を持つものや、プレゼントにおける注意点をチェックしましょう。
誕生日
アジサイは誕生日プレゼントにもおすすめです。特にアジサイの誕生花は6月3、14、26日であるため、6月生まれの方にぴったりです。選ぶときは花言葉の意味を踏まえて検討すると、普段から思う贈り主の気持ちが伝えやすいですよ。
ただし、病床中の方に鉢花を贈るのは厳禁です。鉢花は「根付く」といった意味合いがあることから「寝付く」といった言葉をイメージさせます。病床中の方の誕生日プレゼントとしてアジサイを贈るなら、切り花をチョイスしましょう。
結婚式・記念日
結婚式や記念日の贈り物としてもアジサイはおすすめです。純白のドレスをイメージさせる白や、かわいらしいピンクなどを選ぶと喜ばれるでしょう。青や緑などを混ぜてもおしゃれですが、花言葉の意味を考慮するなら家族や友人など親しい方に限定して贈りましょう。
なお、アジサイのアレンジとしてドライフラワーがありますが、結婚式や記念日などはできるだけフレッシュなものをチョイスするのがポイントです。ドライフラワーはいつまでも変わらない美しさを楽しめる一方で、風水では枯れたものは良い運気を生まないとされるため、美しい時期を贅沢に楽しめる切り花や、受け取ったときの思い出をいつまでも感じられる鉢花がおすすめです。
母の日
お祝いシーンの中でも特におすすめしたいのが母の日です。アジサイの出回り期が5~7月、そして母の日が5月の第二日曜日であることから、母の日のイベントにはもってこいの花と言えるでしょう。
特に、花が大好きな女性にとって、花の贈り物はいつまでも大切にしていたいものです。そういった意味でも、長持ちする鉢花を選ぶのがおすすめです。
ただし、上述したように、病床中の方や入院中の方にとって鉢花の植物はネガティブな印象があります。早期回復を願うと共に美しいアジサイをプレゼントしたいなら、切り花を選びましょう。
根から切り離された切り花は根付かないことから、「寝付かない」といった意味合いになり、「早く元気になってほしい」など、贈り主からの切なる願いを伝えられますよ。
アジサイの種類ごとの花言葉
ここではアジサイの種類ごとの花言葉についてご紹介します。アジサイの種類に合わせてそれぞれの花言葉を理解し、プレゼント選びの参考にしましょう。
ガクアジサイの花言葉
ガクアジサイの花言葉は「謙虚」です。ガクアジサイの花言葉の由来は2つあると言われています。
ひとつはガクアジサイが分布する場所が、関東地方や中部地方などのあたたかい地域の海岸にある斜面や、高台よりさらに奥の森といった人目につかない場所に咲く特徴からです。
もうひとつは、アジサイの中でも有名な「ホンアジサイ」に比べ、花のつけ方が控えめであることです。
このように、ガクアジサイのそれぞれの特徴から「謙虚」が付けられたとされています。
ヤマアジサイの花言葉
ヤマアジサイの花言葉は「乙女の愛」「切実な愛」です。ヤマアジサイの特徴はホンアジサイに比べて華奢です。そして清楚でどこか可憐なイメージがあることが可憐な花言葉の由来とされています。
カシワバアジサイの花言葉
カシワバアジサイの花言葉は「汚れなき心」「清純」「皆を惹き付ける魅力」「優美」「慈愛」です。
それぞれの由来についての詳細は語られていないものの、密集して咲く小さな花が汚れのなさや清純さを連想させると言えるでしょう。
コアジサイの花言葉
コアジサイの花言葉は「忍耐強い愛」です。日本の山林に自生する特徴から、大切な恋人をただじっと待つような姿を連想させます。その美しくもひたむきな強さが由来とされています。
アジサイの鉢花の楽しみ方はいろいろ!
Photo by はなさか兄さんさん@GreenSnapアジサイは鉢花のほかにも切り花やドライフラワー、庭木としてもおすすめの植物です。ここではそれぞれの楽しみ方について詳しいやり方や注意点をご紹介します。
切り花にして部屋に飾ろう!
アジサイは切り花にして部屋に飾ってもおしゃれなインテリアに仕上がります。フラワーショップやいただきもののアジサイを手に入れたら、木質化した茎の部分をカッターで削ぐと水の吸い上げがよくなり長持ちします。
枝が細くすぐに枯れてしまいそうなアジサイであれば、茎を一文字に切ると良いでしょう。切り花の場合、水は深水で生け、1~2日に1回ごとに替えるのが長持ちのコツです。
ドライフラワーをつくってみよう!
アジサイのゴージャスな雰囲気は、ドライフラワーにもぴったりです。ドライフラワーを作るときは、傷んだり枯れたりした花や葉はきれいに取り除くのがポイントです。
カーテンレールに吊して乾燥させるハンギング法や、水に生けて徐々に水分を抜く方法のドライ・イン・ウォーター法、乾燥剤を使ってアジサイを乾燥させるシリカゲル法などを使えば誰でも簡単にアジサイのドライフラワーが楽しめますよ。
植え替えて庭木として育てよう!
アジサイは鉢花を植え替えて庭木として育てても楽しめますよ。群植にすることで庭先がぐっと華やかに仕上がるため、6〜7月は家の周りをゴージャスな雰囲気で迎えられるでしょう。
ふんわりとやわらかい香りも楽しめるので、空気の入れ換えや気分転換をしたいときにぴったりです。
アジサイの花言葉は家族へのプレゼントにぴったり♪
アジサイには愛情や女性らしいもののほかにも、ネガティブな花言葉があります。贈り物としてアジサイを選ぶときは、花の色や種類で見た花言葉を参考にしながら適切なものをチョイスしましょう。
GreenSnapSTOREでも多くのアジサイを取り揃えています!アジサイの魅力を堪能したい方や贈り物として選びたい方は、ぜひこの機会にチェックしてみてくださいね。