【ヒマワリの育て方】種まきや植える時期は?プランターで咲かせるコツを紹介
2023/5/4
ヒマワリの基本情報
科・属 | キク科ヒマワリ属 |
種まき時期 | 5月〜6月頃 |
苗を植える時期 | 5月〜7月頃 |
置き場所 | 日当たりと風通しのよい場所 |
水やり | 庭植えの場合は不要。鉢植えの場合はこまめに水やりする(夏場は2回) |
肥料 | 6月、7月、8月(2週間に1回程度) |
ヒマワリとは
Photo by あみさん@GreenSnap
北アメリカ原産のキク科ヒマワリ属の一年草で、草丈2~3mにも伸び、大きな花を咲かせるのが特徴です。近年の品種改良により、コンパクトに栽培できるものも増えています。
ヒマワリの育て方は、種まきと苗を購入して育てる方法とがあります。安価にたくさん育てたいなら種まき、初心者なら苗から始めるのがおすすめです。
ヒマワリの育て方
Photo by ピッピさん@GreenSnap
日当たり
ヒマワリは日当たりを好む草花で、とくに開花前は日当たりがいい方向に花を向けるよう東から西へと傾き動くのも特徴です。
そのくらい日当たりのいい場所を求めるので、建物や塀などの陰になるような場所ではなく、できれば一日中日当たりのいい場所で育てましょう。
種まき
ヒマワリの種まき時期は5〜6月ごろ。温暖地であれば4月中旬~6月下旬、暖地であれば4月初旬~6月頃を目安に、平均気温が20℃~25℃前後になる時期を選んでまきましょう。
種まきの方法は直まきといって、地植えやプランターにそのまま種まきします。
地植え用の草丈120cm以上の品種は30〜40cm間隔、花壇やプランター用草丈60cm以下の品種は15〜20cm間隔で種まきしましょう。土は1cmほど上からかぶせて、水やりをすると1週間から10日ほどで発芽します。
苗の植え付け
ヒマワリを苗から育てる場合、植える時期は5月〜7月ごろです。初夏ごろになると苗が出回り始めます。
植える間隔は種まき時と同様、草丈120cm以上の品種は40cm間隔、草丈60cm以下の品種は15〜20cm間隔で植えましょう。
水やり
水やりはプランター栽培・地植え栽培ともに、種や苗を植えた生育直後はとくに土が乾燥しないよう、雨の日以外は毎日与えましょう。
地植えの場合は生育が安定してきたら毎日水やりする必要はありませんが、数日雨がふらずぐったりしていたら朝の涼しい時間帯に水やりしてください。
用土
プランターでヒマワリを植え付ける用土は、市販の草花用の培養土を使用するとやりやすいでしょう。
ヒマワリを地植えするときは、株元に雨水が溜まらないように少し畝を立て、植え付け場所を地面より少し高くしておくと水はけがよくなります。
土には1㎡あたり堆肥と腐葉土をそれぞれ2~3kg、元肥として化成肥料を100g程度を混ぜ込み、根を張りやすいよう、深さ40cm程度までをよく耕します。 日中の日当たり、水はけともによい場所を選んで植え付けましょう。地植えの場合は水やりは特に必要ありません。
肥料
プランターへの植え付けの際に元肥として「マグァンプK」などの緩効性肥料をあらかじめ土に混ぜておくと、大きな花を咲かせやすくなります。
支柱・誘引
つぼみがつく頃になると地上部全体が重くなることや、また台風の時期と被り強風であおられることもあるので、支柱を立てて誘引しておきましょう。
ヒマワリの育て方についてよくある質問
ヒマワリをプランターできれいに咲かせるコツは?
ヒマワリをプランターで育てるときは「ミニヒマワリ」と呼ばれる草丈30cm以下の品種を選ぶのがキレイに咲かせるコツです。それ以上大きい品種だと株間がある程度必要なのであまり本数を植えられません。
標準的な幅650タイプのプランターなら、4本を2列で8本ほど植えられるでしょう。また、ヒマワリは根を下に深く伸ばすため、深型のプランターに植えることも枯らさないコツのひとつです。
ヒマワリの芽はどのくらいで出てくる?
ヒマワリは種まきから約1週間ほどで芽が出て、そこから約2か月程度で開花します。
ヒマワリは、植える環境や栄養状態によって草丈や花の大きさが変わることが多いですが、初心者でも比較的簡単に種から育てられますよ。
ヒマワリ咲き終わったらどうするの?
ヒマワリは、花が咲き終わったら、つぼみのすぐ上から切り取ります。花が咲き終わったひまわりをそのままにしておくと、種をつけるためのエネルギーがそこにまわってしまうので、次の花もきれいに咲かせたい場合は、すぐに切り落とします。
次の年の栽培にむけて種を取りたい場合は、咲き終わった花をそのままにしておきます。そうすると中心部分から徐々に種が作られていきます。
ヒマワリが枯れる原因は?
ヒマワリが枯れる原因は、主に1.水切れ、2.肥料不足が考えられます。
生育途中に何度か水切れしてしまった場合は下葉が緑から黄葉になっていき、最終的には褐色になり次第に枯れていきます。プランターの場合は特に乾きやすく、水切れしやすいので、土の表面が乾いていたら鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと水やりしましょう。
またヒマワリは、土中の養分を吸い上げる力が強い植物です。土の中の栄養分が不足した場合も水切れの時と同じように、生育途中で葉色が悪くなるなど肥料不足の症状が現れることがあります。鉢植えの場合は2週間に1回の割合で既定の割合で薄めた液体肥料もしくは、化成肥料を与えましょう。
ヒマワリを育ててみよう!
Photo by cosmoskさん@GreenSnap
ヒマワリは、花が咲いたあとの管理や肥料の状態によって、大きな花を咲かせたり、その年にいくつも花を咲かせたりすることができます。また1本の花からたくさん種が取れるので、次の年にも積極的に栽培されたい方は、花を残して種も育ててみましょう。