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【ユキヤナギの育て方】植え付けや剪定の方法を紹介

2023/12/22

ユキヤナギの基本情報

科・属 バラ科シモツケ属
分類 落葉性低木
植え付け時期 2〜3月、10〜11月
開花時期 3〜4月
剪定時期 5月
置き場所 日当たりと風通しのよい場所
肥料 元肥:不要/追肥:必要

ユキヤナギとは

ユキヤナギPhoto by tomoさん@GreenSnap

ユキヤナギとは、バラ科シモツケ属の落葉性低木で、枝垂れた枝先の長い穂にたくさんの花を咲かせる姿が印象的です。株を覆うほどに白い花をたくさん咲かせ、ヤナギのように枝垂れていることから名づけられました。

樹高は1〜1.5mほどで、生育はとても旺盛で春から秋までに新梢を1m以上伸ばして、翌年も花をよく咲かせます。またユキヤナギは、株が増えてすぐに大きくなるので鉢植えには向いていません

ユキヤナギの育て方

日当たり

ユキヤナギは、丈夫でどんな土壌でも育ちますが、日当たりと風通しのよい場所で育てましょう。日照不足になると花つきが悪くなってしまうほか、枝が密生すると病害虫が発生しやすくなるので風通しのよい場所を選びます。

植え付け

植え付けは、2〜3月と10〜11月が適期です。根鉢より倍くらいの穴を掘り、掘った土に腐葉土や完熟堆肥を混ぜます。次に、根鉢を軽く崩して植え込み、たっぷりと水をやります。

ユキヤナギは、株が増えやすくすぐに大きくなるので鉢植えには向いていません。

用土

ユキヤナギは、腐葉土など有機質に富んだ土壌を好みます。植え付けのときに腐葉土や完熟堆肥を土に混ぜ込んでおきましょう。

肥料

ユキヤナギの肥料は、1〜2月に寒肥として、5月の花後にお礼肥として緩効性化成肥料を施します。

水やり

植え付けてから根付くまでは、土が乾いたらたっぷり水やりして、根付いたあとは基本的に必要ありません。ただし、夏に雨の降らない日が続き土が乾燥している場合は、水やりをしましょう。

切り戻し・剪定

ユキヤナギの剪定は、花後の5月が適期です。枝が多く出てきて風通しが悪くなると、病害虫が発生しやすくなるため、古い枝や込み合った枝を株元から切り落とします。

地際から刈り込んでも、夏には枝が伸び、翌年も花を咲かせてくれるので、2年に1回強剪定し樹形を整えるとよいでしょう。

夏越し・冬越し

ユキヤナギは、夏越し冬越しともに特別な作業は必要ありません。冬には、落葉し自然と冬を越し、3月頃から芽吹き始めます。

病気・害虫

病気は、うどんこ病に注意してください。うどんこ病は、葉に白い粉を吹きつけたように白くなる病気で、風通しが悪いと発生しやすくなります。症状を発見した場合は、早い段階で薬剤を散布して拡大を防ぎましょう。

害虫は、アブラムシやカイガラムシに注意します。どちらも吸汁性の害虫で、放置しているとすす病の原因にもなります。発見次第、取り除くか薬剤を散布して駆除しましょう。

植え替え

ユキヤナギは、基本的に地植えで育てるので植え替えは必要ありません。ただし、庭植えでも数年経つと根詰まりを起こすことがあります。 植えっぱなしで根詰まりを直すために、ユキヤナギの周囲4箇所に30cmほどの穴を掘り、新しい用土に入れ替えてください。そうすることで根を張り巡らしやすくなります。

ユキヤナギの育て方まとめ

ユキヤナギは、関東以西の川沿いなどでも自生しているのがみられる、身近な花木のひとつです。ユキヤナギの花が散る姿も美しく、手間はかからずとても育てやすいので初心者におすすめですよ。

ぜひこの記事を参考にユキヤナギを育ててみてくださいね。