タンポポの種類図鑑|日本固有種と外来種の見分け方は?
2023/4/6
タンポポは春の時期に見頃を迎えるかわいらしい植物。道端に咲いていることが多く、黄色い花や綿毛を見かけたことがある方もたくさんいると思います。
今回はそんなかわいいタンポポの種類について、人気品種から希少種まで詳しくご紹介します。
タンポポはどんな花?
タンポポは日本やヨーロッパを中心に生息するキク科の多年草です。開花時期は3~5月頃で、黄色い花がなんともかわいらしいですね。タンポポの葉は細長く、葉の縁がギザギザしていることが特徴です。花が咲き終わると白くてフワフワした綿毛になり、種は風に運ばれていきます。
タンポポは一年を通して日当たりがよい環境を好みますが、半日陰でも元気よく育ちます。想像以上に丈夫なので、どんな土でもたくましく成長しますよ。タンポポは成長期になるとたくさんの水が必要なことから、土が乾燥したらたっぷり水やりしましょう。
タンポポにはどんな種類がある?
タンポポには在来種と外来種の2種類があり、在来種は15~20品種で外来種は2品種ほどあるようです。在来種は日本原産のタンポポで、カントウタンポポやカンサイタンポポなどがよく知られています。
多くの種類は黄色い花を咲かせますが、シロバナタンポポのように花色が白い種類もあるんです。
一方、外来種はセイヨウタンポポとアカミタンポポが有名です。 ここからは、タンポポの種類について詳しく紹介します。
タンポポの特徴などは種類によって違うので、ぜひともお気に入りの種類を見つけてみましょう。
主なタンポポの種類
カントウタンポポ(日本固有種)
カントウタンポポは、関東や中部地方を中心に生息するタンポポです。日本に昔から在来する種類で、3~5月頃になると黄色い花を咲かせますよ。
カントウタンポポは花が咲き終わったら、2週間程度でフワフワの白い綿毛になります。
カンサイタンポポ(日本固有種)
カンサイタンポポは、関西地方で咲く種類のカンサイタンポポです。葉がロゼット状に広がることが特徴で、葉の縁はギザギザしています。カンサイタンポポは全体的に小ぶりで、開花時期は4~5月頃です。
シロバナタンポポ(日本固有種)
シロバナタンポポは、花びらが白いタンポポです。昔から日本に生息する種類で、3~5月頃に見頃を迎えますよ。
シロバナタンポポの草丈は15~20cm程度で、カンサイタンポポよりも高く葉が立つ傾向があります。
セイヨウタンポポ(外来種)
セイヨウタンポポは、ヨーロッパに生息するタンポポです。日本には明治時代に渡来したといわれています。セイヨウタンポポの草丈は3~50cm程度で、3~4cmほどの黄色い花を咲かせますよ。
アカミタンポポ(外来種)
Photo by taka miyaさん@GreenSnap
アカミタンポポもヨーロッパに自生する種類のタンポポです。花姿はセイヨウタンポポによく似ていますが、果実は赤身を帯びています。近頃は道端などで、セイヨウタンポポよりもアカミタンポポの方を目にする機会が多いです。
日本固有種と外来種のタンポポの見分け方
タンポポはどれも見た目が似ていますが、日本固有種と外来種の特徴はよく見るとそれぞれ違うんです。日本固有種はある地域に生息し、春の季節になると見頃を迎えます。綿毛の種の量は少なく、大きくて重いことが特徴です。
一方、外来種のタンポポは日本全国に分布し、一年を通して花が咲いています。種の量も多く、小さくて軽いことが特徴ですよ。
タンポポの種類はたくさん!お気に入りを見つけてみて
タンポポは春を代表する有名な植物ですね。黄色い花のイメージがありますが、実は種類によって花色なども違い、咲く地域もそれぞれなんです。
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