【クロッカスの花言葉】意味や特徴は？プレゼントにするときの注意点は？

2023/8/10

春の到来とともに色とりどりの美しい花を咲かせるクロッカスには、さまざまな花言葉がついています。

今回は、ガーデニングとしても人気の高いクロッカスについた花言葉と意味についてご紹介します。本記事で紹介する花言葉や特徴などをもとに、クロッカスを楽しみましょう。

クロッカスの花言葉

Photo by R's gardenさん@GreenSnap

クロッカスの花言葉は「青春の喜び」「切望」「私を信じて」です。

「青春の喜び」は、ヨーロッパ地方を中心に春の訪れを象徴する花とされていたことにちなんでいます。「切望」は開花時期である春を早くから待ち望むクロッカスの思いを、「私を信じて」はギリシャ神話のひとつである悲しい物語に由来するといわれています。

クロッカスの花言葉に怖い意味はある？

クロッカスに共通する花言葉に怖い意味はありません。しかし、紫のクロッカスには「愛の後悔」といったネガティブな花言葉がついています。「愛の後悔」は、クロッカスの花名や「私を信じて」と同じように、ギリシャ神話に登場するひとつの物語が由来といわれています。

昔クロッカスと呼ばれる少年と、スミラックスという名の少女がいました。二人はお互いを深く尊敬し愛し合うものの、神々は二人の交際を認めませんでした。二人は交際を認めてもらえない絶望から、自ら命を絶ちます。そんな二人を不憫に思った花の女神フローラは、二人をクロッカスへと変えたそうです。

とても悲しい物語ですが、真意について定かではありません。現在はその美しさからフラワーギフトとしても人気があり、多くの人が愛する花のひとつです。お祝いにクロッカスを贈るときは、花言葉や由来から誤解を与えないようメッセージカードを添えるとよいでしょう。

クロッカスとはどんな花？

Photo by koichiさん@GreenSnap

クロッカスは、アヤメ科クロッカス属に属する球根植物です。開花時期は3～4月と寒い時期で、まだ草花の少ない時期にかわいらしい花を咲かせます。原産地は、地中海沿岸で、現在では80種ほどの原種があるといわれています。同属である「サフラン」は、薬用や食用としても用いられているほど、多くの人にとってなじみの深い植物です。

ちなみに、クロッカスの球根を机の上に置いておくと、その状態でも花をつけるといわれています。大輪種やこぶりの花、香りのよいものなどが広く流通し、日本でも人気のある花です。

クロッカスはお祝いのプレゼントにもおすすめ

かわいらしい花が印象的なクロッカスは、お祝いのプレゼントにもおすすめです。ここではとくにおすすめのお祝いシーンを2つご紹介します。

なお、紫のクロッカスには「愛の後悔」といった悲しい花言葉がついています。花言葉や悲しいエピソードによって誤解を与えないよう、色とりどりのクロッカスをあわせたりメッセージカードを添えたりするなど、工夫をプラスしてギフトにしましょう。

結婚記念日

クロッカスは結婚記念日のプレゼントにおすすめです。クロッカスは白や紫、黄色など色とりどりの花を咲かせることから、ブーケアレンジとの相性がよく、フラワーギフトにぴったりです。クロッカスを取り入れただけで色鮮やかなギフトに仕上がるので、感謝の気持ちや変わらない思いなどをメッセージカードにしたためて贈ると喜ばれるでしょう。