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【Bellator】渡辺華奈の米国デビュー戦が日本で視聴可能に「試合ができることに感謝し、全力で戦ってきます!」

2021/04/03 00:04
【Bellator】渡辺華奈の米国デビュー戦が日本で視聴可能に「試合ができることに感謝し、全力で戦ってきます!」

(C)Bellator

 2021年4月2日(日本時間3日)に米国コネチカット州モヒガン・サン・アリーナで開催される『Bellator255』の日本でのYouTube配信が決定した。渡辺華奈を米国へ送り出すRIZINが発表したもの。

 大会の模様は「BellatorMMA」の公式YouTubeチャンネルにて視聴が可能で、プレリムは日本時間3日(土)午前7時から配信、渡辺が出場するメインカードは午前10時から配信予定となっている。

 今大会は、パトリシオ・“ピットブル”・フレイレ(ブラジル)vs.エマニュエル・サンチェス(米国)によるフェザー級タイトルマッチ兼GP準決勝がメインイベントとして行われる「Bellator 2021シーズン」開幕戦。「Showtime」との契約1発目の大会となる。

 メインカードに抜擢された渡辺は、柔道で2016年アジアオープン準優勝、ヨーロッパクラブ選手権準優勝などの実績を残し、MMAに転向。2017年12月3日にDEEP JEWELSでプロデビューを果たすと、RIZINにも出場。両団体を主戦場に9勝1分といまだ無敗を誇る。2019年12月のRIZIN×BELLATOR対抗戦では3連勝中だったイララ・ジョアニを、3R TKOで破っている。

 対するアレハンドラ・ララは、現在2連勝中。前戦は2019年12月にヴェタ・アルテガに判定勝ちしており、渡辺同様に1年3カ月ぶりの試合となる。Bellatorでは3勝2敗で王座挑戦経験を持つ。2018年6月にイリマ=レイ・マクファーレンのフライ級王座に挑戦したが、3R 腕十字で一本負け。また、2018年12月には、後に王者となるジュリアナ・ヴェラスケスとも対戦しスプリット判定で敗れている。

 前日計量では、コロンビアの蝶をモチーフにした華麗なコスチュームで登場したララは、試合ではボディロックテイクダウンから力強い寝技を駆使する一方で、足を止めての打ち合いも辞さないアグレッシブなファイターだ。

 組みでは渡辺に分があるが、サウスポー構えからの軸足を返して伸ばす左ストレート、前手の右フック。さらに左のハイキック・サイドキックなど、オーソドックス構えの渡辺に注意が必要な攻撃を備えている。

 勝負のポイントとなるのは、渡辺の打撃の成長と、組み際の柔道の足技による崩し、そして投げ。グラウンドでは絶対的な自信を持つ渡辺が、いかにスタンドで立ち会うかで+130のアンダードッグの渡部と、-167でフェイバリットのララのオッズも大きく動くだろう。

 前日公開計量で“鬼滅カラー”の赤髪で登場し、日の丸をイメージさせるトップとショーツ姿でガッツポーズを披露した渡辺は、本誌を通じてファンに、「無事計量をクリアできてよかったです。あとは勝ちにいくだけです。試合ができることに感謝し、全力で戦ってきます!」とのメーセッジを寄せている。

ハビブの従兄弟ウスマン・ヌルマゴメドフもBellatorデビュー

 同大会は、プレリミから好カードが続出。

 前UFC王者ピョートル・ヤンと1勝1敗のマゴメド・マゴメドフ(ロシア)は、バンタム級で堀口恭司のライバルの一人。2連勝中のシー・ジェイ・ハミルトン(米国)と対戦。

 160ポンド契約では、元UFC&ONEのロジャー・フエルタ(米国)が、アルファメールの5戦無敗のクリス・ゴンザレス(米国)と対戦するほか、17勝1敗のファビオ・アギュラル(ブラジル)が、14勝2敗のハリド・ムルタザリエフ(ロシア)と対戦するなど、これまでのご当地ファイターカードから方向転換が図られている。

 メインカードも強豪が揃った。

 なかでも注目は、無敗のUFC世界王者として引退したハビブ・ヌルマゴメドフの従兄弟で、同じく無敗(11勝0敗)のウスマン・ヌルマゴメドフのBellatorデビュー。2020年8月の前戦でアダム・ボリッチにスプリット判定の接戦を繰り広げたマイク・ハメル(米国)と対戦する。

 コ・メインイベントでは、9連勝からローリー・マクドナルド戦の判定負け後、2020年9月のジョン・フィッチ戦でヒールフックで一本勝ちしたネイマン・グレイシー(ブラジル)が、11月の前戦でベンソン・ヘンダーソンに判定勝ちするなど3連勝中のジェイソン・ジャクソン(ジャマイカ)と対戦するウェルター級の好カードも組まれている。

 そしてメインイベントのフェザー級ワールドGP準決勝&同級王座戦。

 パトリシオはライト級&フェザー級の二階級制覇王者。31勝中22試合をフィニッシュしており、19年5月にマイケル・チャンドラーを61秒殺。1回戦では階級を上げたフアン・アーチュレッタに判定勝ち、11月の準々決勝ではペドロ・カルバーリョを右クロスで130秒でTKOに下している。

 対するサンチェスは、GPでタイワン・クラクストンを三角絞め、2020年11月の前戦でダニエル・ウェイチェルを判定で破り、4強入りを果たしている。パトリシオとは2018年11月の王座戦で対戦し、判定負けしており、今回は2度目の王座挑戦にしてリヴェンジマッチとなる。

 BellatorがバイアコムCBS傘下の「Showtime」と独占テレビ契約を結んだライブ中継の最初の大会で、ファイターたちはどんなインパクトを残すか。

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