タレントとして、4児のママとして、多忙な毎日を送りながら、ブログやYouTubeで子育てや家事を中心にした暮らしぶりを発信している辻希美さん。自身の美容に関する発信も多くの人から支持を得ているが、実は「30代に入るまで、日焼け止めを塗ったことがなかった」と打ち明ける。前編に引き続き、10代20代の頃から変化したという現在36歳の辻さんの美容への向き合い方について話を伺った。
前編【辻希美の美容意識が変化した理由「30代に入るまで日焼け止めを塗ったことがない」】はこちら▶︎
長い間、肌にコンプレックスがあった
女性は妊娠をきっかけに、体内のホルモンバランスが急激に変動するといわれている。20歳、23歳、25歳、31歳で4度の出産を経験してきた辻さん自身、妊娠と出産による肌の変化には悩まされてきたという。
「妊娠、出産では、常にホルモンバランスが乱れて、肌が荒れている感じがありました。妊娠中はこうなる、とパターンが決まっているわけではなくて、急に乾燥肌になったり、かゆみが出たり、プチッと吹き出物ができたり、毎回症状が違うんです。体質的にも肌が弱かったし、長い間、肌にコンプレックスがありました」
女性の肌は、これほどまでにホルモンバランスの影響を受けるのだと痛感した辻さんは、2022年にビューティーブランド「illuN(イリュン)」をプロデュース。「忙しいライフスタイルの中でも、きれいになりたいと願う女性たち」を応援するためのブランドだ。扱う製品の中でも、女性のホルモンバランスに着目した、保湿・皮脂ケア、肌荒れケア、ゆらぎ肌ケア、エイジングケアと肌悩み別に選べる4つのパックは特に好評のアイテムだ。
「女性って、生理の周期によって肌のコンディションが日々変わっていくので、その周期に合ったパックがあったらいいなという気持ちから、4種類のパックを作りました。生理前や生理中に肌が荒れちゃうという人も多いですよね。肌の変化に合わせて、1週間ごとにタイプの違うパックを使っていただくことができますし、周期にこだわらず、その人の肌の悩みに合ったパックを続けて使うというスタイルもいいと思います。
私はスキンケアアイテムの中では、もともとパックが大好きで。朝起きて洗顔した後に必ずやっています。パックしたまま、家事をして、子どもたちを学校に送り出すみたいな感じです(笑)。なるべく朝晩2回できるようにしています。
パックを商品化するにあたって、こだわったのは“密着力”です。何かの拍子にパックがはがれ落ちてくるのが本当にストレスで……。イリュンのパックは、種類によって成分もシートのタイプも違うんですけど、どれも密着力がすごくて。下を向いたときにはがれることがほとんどないくらい、しっかり密着してくれるので、そこは自分でも感動しています。
あと、目安として、顔全体に密着させた後、15~20分おいてからはずす、と記載はされているんですけど、20分経ってもまだ美容液がひたひたで。もっと長くつけていてもいいんじゃないかって思うくらい、美容液を贅沢にたっぷり使っているのもポイントです」