うやむやな幕引き
田中は12月1日に自身のX(旧ツイッター)で、「チームの年長者として、もっと後輩たちの様子に気を配り、気軽に相談され、問題があれば率先して注意すべきであった、意識が甘かったと反省しています」などと綴ったものの、一緒にいる時間も多かった後輩の愚行へのコメントにしては空虚な印象を与えた。
「田中が、なんらかのかたちでパワハラやイジメに関与しているのではないかという指摘もあり、球団から、そうした報道を鎮静化するような反応を求められて投稿したものだったそうです。
約100人の選手、スタッフらから聞き取ったアンケートの全貌まではわかりませんが、田中が見て見ぬフリをしていたと書かれたものもあったと聞いています。安楽の後ろ盾になって楽しんでいたと見ている者もいます。
そんな中、球団は功労者に日米通算200勝を成し遂げてもらいたいと田中を守ることにしたわけです」(球団関係者)
イベントで言及がなかったのは、囲み取材の前に、主催者側から報道陣に今回の件に関わる質問はNGと通達されたためだが、潔白であるならパワハラについて「まったく知らなかった」「いっさい関わっていない」というように、わかりやすく明言したほうが、ファンや世間にも伝わるはずだ。
結局、うやむやな幕引きを望んでいると受け取られかねない。看板選手の今の姿に後輩たちはついてくるのか。