そんな矢先、嫌な予感が……

その後、予定をすませ、私は一度帰宅。
今日はこれから夕方まで仕事なので、仕事に行く前に夜ご飯の準備をしてしまおうと、台所でバタバタと動いていると、携帯がなりました。
小学校から。
嫌な予感。

出ると、次男の体調が悪いので迎えに来て欲しい、との事。
今日は、次男、長男には夕方まで2人でお留守番をしてもらう予定でした。
なので、次男は早退しても、家には誰もいない……。

夫も仕事で、今電話に出る事すらできないだろう。

こんな時、テレビ局員時代は、他にもアナウンサーが多数在籍していたため、番組サイドの許可を得て、空いているアナウンサーで代行をたててもらったり、代行が難しい場合は、横浜に住む実母にお迎えを頼んだりしていたのですが、今は両親も歳を取り、“もう私たちを頼らないで欲しい”と、数年前に“お手伝い終了宣告”をされています。
都内に住む義母は、“いつでも頼ってね”と、言ってくれるのですが、実両親よりも歳上の義母に、体調不良の子供を任せるわけにはいきません。

フリーランス、この直前での仕事のキャンセルは死活問題です。

どうする??

子ども達が元気だと、私も元気に働けます!! 写真提供/中村仁美
 

仕事まで、まだ多少時間はあります。
熱も微熱だって言うし、早退させて、家ではなんだか元気じゃない? 早退する意味あった? ってことは、往々にしてある。

急ぎ学校へ向かい、次男をピックアップ。
どうやら隣のクラスは、その日からインフルエンザで学級閉鎖。
コロナも校内で流行りはじめているとのこと。
受け渡し時、少しお熱もあるようだから、検査をしたほうがいいかもしれません、と保健の先生から。

これは、長期戦になるかもしれない。
帰りにコンビニで大量のスポーツ飲料や、ゼリー等々を買い込み、次男と帰宅。

給食を食べていなかった次男におにぎりを作ると、むしゃむしゃと食べ始めました。
食欲はある。体温は微熱。数時間後には長男も帰宅する。よし。
ベッドサイドに買ってきた飲み物やキッズ携帯を置いて、“寝ているんだよ。何かあったら電話して!”と、ベッドでテレビを見始めた次男を残し、私は仕事へ向かいました。

途中、仕事先から電話で連絡もとれ、多少だるそうではありますが……うん、大丈夫そう。

その夜、明日どうするか大竹家作戦会合が開幕。
珍しく夫がお休み、ということで、夫がクリニックに次男を連れて行き、念のため学校もお休みさせる。代わりに、日中仕事の私が、朝三男を幼稚園へ送りそのまま仕事へ向かう。
議題すべてが満場一致で会合は無事閉幕。

“次男に近づかないの!”と長男・三男に叫びながら、携帯のアプリで、学校への欠席連絡、習い事のキャンセル、病院の予約等々を完了。便利な世の中になりました。
この菌の波、次男でどうにか終わってほしい……。