もはやトヨタ・ウィッシュは体の一部!? 運転席から眺める景色は家族との最高の思い出に

  • トヨタ・ウィッシュ

「運転席に座っていると何よりも落ち着く」というくらいにドライブ好きな足利豊さん。そのため独身のころは運転の醍醐味を感じられるMT車を乗り継いできましたが、結婚してお子さんができたことでトヨタ・ウィッシュに買い替え。

久しぶりのAT車で自身初のコンパクトなミニバンという今までにない選択をして手に入れたクルマでしたが……今ではそのウィッシュが家族や足利さんにはなくてはならない存在になったといいます。

そんな、足利豊さん×ウィッシュのお話です。

――足利さんはこれまで、どんなクルマに乗ってこられましたか?

最初は学生のころ、ホンダのシビックを親から安く譲ってもらって、次はアルファロメオの155。それから三菱のギャランフォルティスに乗っていて、そのあと結婚して子供が生まれたタイミングでウィッシュにしました。

――もともとクルマが好きだったのかな? というのがわかる愛車歴ですね

子供のころはミニカーでよく遊ぶ子だったのでクルマは好きでしたね。大学に行って自動車教習所に通ってる時に運転の面白さに目覚めてしまいました(笑)。それでクルマが欲しくなって親のシビックを安く譲ってもらって。

運転が楽しいのでMT車に乗ってきましたし、運転席に座っているのが何より落ち着くタイプなんですよね(笑)。自分だけの空間という感じなので、やめられません。

――お子さんができたということで大きなクルマが欲しくて、ウィッシュを選んだということですが、なぜウィッシュに?

  • トヨタ・ウィッシュの右リアビュー

前がギャランフォルティスなのですが、ちょうど子供ができたタイミングで故障してしまったんです。

それで買い替えないとと思っていたのですが、奥さんはヴォクシーやノアみたいなスライドドアが付いた3列シートのミニバンを希望していたです。でも僕は運転する楽しさを考えてステーションワゴンみたいなクルマがいいかなと思いまして。

そうしたら奥さんはステーションワゴンに難色を示して……という感じで、お互いの落としどころとしてこのクルマに落ち着いたという感じです。

――なるべく背の低いクルマに乗りたかったという思いだったんでしょうか?

はい。個人的になんですが、スライドドアのクルマにはちょっと抵抗があって、背の低いクルマがいいなって思っていたので。ウィッシュはミニバンだけど乗用車みたいな背丈だからいいかなって。

――新車で買われたということですが、希望条件はどんなものがありましたか?

このグレードですね。ウィッシュは普通1800ccなんですが、Zっていう2000ccのグレードを選んだんです。

これだけはエアロが標準装備だし、タイヤのサイズも大きい。あとリアのサスペンションもダブルウィッシュボーンで乗り心地も違うんですよね。あと1800ccと違ってオーバーフェンダー標準装備で、これがまたカッコイイんです。

普段はあまり出ないグレードなので、ディーラーの営業さんに「ホントにこのグレードでいいんですか?」って念押しされました(笑)。

後から聞いた話ですが、「1800ccの方を推した方がいいんじゃないか?」ってスタッフさんたちの間で話し合いもあったみたいです(笑)。

  • トヨタ・ウィッシュのエアロとルーフスポイラー

――ウィッシュを選ぶ方は5ナンバーサイズに抑えたいという理由が多い中で、見た目や走行性能を重視してこのグレードを選んだということですか?

そうですね。排気量も違うからよく走るし、ブレずにこのグレードにしてよかったなって。街を走っていてもこのグレードのクルマを見かけないですからね。

――奥様はその選択に関してはどんな意見だったんですか?

特に反対はしなかったです。家族全員が出かけられて荷物もある程度載せられるならOKという感じでした。ただ、スライドドアではなくヒンジドアになるのでチャイルドシートに子供を乗せる時は手伝ってねとは言われましたけど(笑)。

――多分久しぶりにAT車に乗ることになったのかなと思いますが、最初にウィッシュに乗った際はどうでしたか?

やっぱり物足りなかったですね(笑)。左足や左手がヒマになるし、楽になったというよりは寂しいなっていう気持ちが強かったです。

奥さんとしては「子供が大きくなったらまたMT車にすればいいじゃん」って言いますけど、上の娘(9歳)が大きくなるころにMT車ってまだあるのかな?って感じですけど(笑)。

――子供たちからしたら、クルマ=ウィッシュという認識なのかなと思いますが、このクルマに乗る時の子供たちはどんな感じですか?

  • トヨタ・ウィッシュのリアビュー

遠出するときはまずこのクルマで出かけるので、ウィッシュに乗る=遠出する、出かけるというイメージでいると思います。

基本的にどこに行くにしてもこのクルマで出かけることばかりで。旅行に行くときなんかも3列目を荷室にして積めるだけ荷物を積んじゃって出かけるんですが、それも楽しいかなって。

――インスタに投稿された写真を見ると、結構お出かけされている感じですよね

実はこの写真って、大半が休みの日の朝に行っているんですよ。娘たちが目覚める前に出かけて行っていいところで写真を撮って9時~10時くらいに戻って、それから家族と遊びに行くみたいな。ちょっとした朝活みたいな感じですね。

  • トヨタ・ウィッシュの左フロントビュー

――一人の楽しみって感じなんですね。家族で出かける定番スポットはありますか?

コロナもあってなかなか行けなくなりましたが、以前は名古屋のリニア鉄道館とかトヨタ博物館とかが定番スポットですね。ほとんど僕の趣味ですが(笑)、娘たちも意外と楽しんでいますね。あと夏場は南知多ビーチランドによく行っていました。

――お住いの岐阜からだとちょっとしたロングドライブになりそうですが、長時間の運転は苦にならないですか?

全然大丈夫ですよ! ヘタしたら1日運転できちゃうくらいですから。独身のころは1週間くらい休暇を取ると、宿も取らずにクルマで日本全国あちこち下道で出かけるなんて旅もよくしていたくらいですから(笑)。

行き当たりばったりで北は青森、南は鹿児島まで行きましたよ。だから「クルマの運転が嫌い」と言う人の理由がわからないんですよ。楽しいですよね、ドライブ(笑)。

  • トヨタ・ウィッシュと雪景色

――家族でロングドライブになると、車内ではどんな会話をしているんですか?

あんまり長いと飽きちゃうんで、最近は「窓から何が見える?」ってことで見えた景色をテーマに会話することが多いですね。

僕も子供のころ、両親とそうした話をしながらクルマで出かけることが多かったので、いろいろな知識を得たり経験したりできるかなって思います。

――クルマの英才教育というか、足利家流の情操教育が進んでいますね

上の子は結構ちゃんと聞きますけど、下の子は飽きっぽいのでなかなか興味を示すことはないですが、いい経験になるかなって。なるべくいろんなことを経験させたいという思いがあるので。

――クルマで出かけると、外遊びが多いですかね?

僕がクルマで出かけるとなると外遊びすることが多いですかね。2人とも女の子なので室内だとお絵かきとかになっちゃうので、クルマには遊び道具を詰めて公園に行ってボール投げとか簡易なテントを広げてピクニックみたいなことをして遊んでいます。

  • トヨタ・ウィッシュの右サイドビュー

――購入されて9年が経って、現在13万km走行したということですが、クルマの調子はいかがですか?

今のところまったくトラブルとかはないです。普段からエンジンオイルになるべくいいものを選んでいるのも効果があったんですかね。なるべく長く乗りたいと思っているので大切に扱っています。

――そんなウィッシュですが、特に気に入っているポイントはありますか?

このサイズ感ですかね。家族で出かけるときに後ろに荷物も積み込めるし、家族もみんなゆったり乗れる。見た目もエアロを組んであるのでカッコイイし、乗り味もいい。

多分、10年もするとまた変わってくると思いますが、今の我が家にはぴったりハマっている感じがするところが特に気に入っています。

――となると、当分買い替える予定はない?

ないですね。気に入っているのもあるし、買い替えるにしてもどのクルマにしようか……って迷っちゃいますね。現状でこのクルマがベストだから、これ以上のものが見つからないです。

  • トヨタ・ウィッシュと海

――コロナも収まってきたことでお出かけしたいという欲が出てくると思いますが、出かけたいところは?

昨年、鈴鹿サーキットにある遊園地に行ったんですが、子供たちがめちゃくちゃ喜んでいて未だにその話をするくらいなんです。あれだけ楽しんでくれるとまた連れて行ってあげたいなって思います。

あとは奥さんが海に行きたがっているので、海にも行きたいです。

――奥様や娘さんへの愛が深いですね。では、ウィッシュって今、足利さんにとってはどんな存在ですか?

常に一緒にいるものですから……、自分の体の一部ですかね。通勤でも休みの日でも乗っていますから。なので好きなクルマを楽しみながら、家族と楽しい思い出を作れればいいなって思います。

  • トヨタ・ウィッシュと青い空

買い替えた当時は「左手と左足が手持ち無沙汰になる」ということで寂しさを感じていたという足利豊さんでした。でも、運転する楽しさ以上に家族と過ごすドライブ旅行がかけがえのないものになり、今ではウィッシュは足利家になくてはならない存在になったといいます。

走行距離が10万kmを優に超えているクルマではありますが、丁寧なメンテナンスのおかげで今でもノートラブルで走っているということなので、今後もお子さんたちの成長とともに数々の思い出を作ってくれそうです!

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足利豊さん

(文:福嶌弘)

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