12年目もフル回転のハム宮西 2年連続3度目の最優秀中継ぎ「本当にチームに感謝」

日本ハム・宮西尚生【写真:石川加奈子】
日本ハム・宮西尚生【写真:石川加奈子】

55試合に登板して43ホールド、4月にNPB史上初の通算300ホールドを達成

 パ・リーグ5位で全日程を終えた日本ハムの選手が今季を振り返る。第2回は最優秀中継ぎ投手賞のタイトルを獲得した宮西尚生投手。今季もフル回転した鉄腕は、入団から12年連続50試合以上登板、4月13日のロッテ戦(札幌ドーム)では前人未到の通算300ホールドも成し遂げた。

「チームとしては優勝を逃して残念でしたけど、個人的には手術明けの年で最低限しっかりと結果を残すことができたのかなと思います」と振り返った宮西。今季は55試合に登板して1勝2敗43ホールド、防御率1.71の好成績を残した。

 左肘に痛みを抱え、溜まった水を何度も抜きながらマウンドに上がった。「12年間1軍で投げさせてもらうことができて、その経験が今年はしっかりと出せたんじゃないかなと思います」と肘の状態が万全ではない中で残した結果に胸を張った。

 2016、18年に続く3度目のタイトルだが、今回は格別の思いがある。チームは8月に9連敗するなど苦しみ、セットアッパーの登板機会は減った。「その時に改めて思ったのは、自分がこうやってタイトルを獲れるのは、野手が点を取ってくれ、守ってくれて、先発がしっかり抑えてくれたから。そういうシチュエーションがなければ、ホールドは取れないので、本当にチームに感謝しています」と語った。

「新しいことに挑戦したシーズン」は「いいところもあれば、悪いところもあった」

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