もう7〜8年程前のことだろうか。
「安藤忠雄さんが国際コンペに当選して、アメリカ・フォートワースで美術館を設計することになったらしい」と人づてに聞いた。話を聞いた時は建設地がキンベル美術館の隣だとは想像もつかなかったが。
Y字型の柱で支えられた屋根と、コンクリート+ガラスのダブルスキン(二重被膜)構造の意匠が印象的である。キンベル美術館と比べると規模は大きく、第二次世界大戦後の現代美術品(絵画、写真、彫刻、、、)が数多く展示されている。
訪問当時館内では絵画講座が行われていた。キンベルと同じく、こちらも美術品を眺めるだけでなく、わざわざ美術館に来て思い思いの週末を楽しんでいる。所謂「開かれた」美術館である。
■印象的なY字の柱。水底と共に。方角は手前が東。私は午後にしか訪問できなかったが、写真撮影は午前がベストだろう。
■写真左はカフェテラス。屋内、屋外の好きな空間で利用できる。
■エントランス。受付越しに。
■フォートワース美術館設計時の安藤忠雄さんのドローイングも展示品のひとつだ。