かくも楽しき色鉛筆の世界。色鉛筆のブランドについて

かくも楽しき色鉛筆の世界。色鉛筆のブランドについて

こんにちは。広報チームの佐藤です。

入社してから様々なブランドさんと出会うなかで、ふと「自分が好きなもの、好きなブランドってなんだろう?」と考えることが増えてきました。洋服、化粧品、食べ物、お酒、電化製品etc……数々のものが思い浮かびますが、10代後半から大人になるまでの間に好きになったものがほとんどです。
そこで今回は、子どもの頃から絵を描くことが好きな私が、道具のひとつである「色鉛筆」のブランドについて比較してみました。

よく知られた色鉛筆って?

絵を描かない人からしてみたら「???」かもしれない色鉛筆ですが、おそらく使ったことがない人はいないはず。小学生のときのお道具箱に入っていた、図画工作のときに使った……などうっすら記憶にあるかなと思います。

小学校では教材の一つとして特定のメーカーの製品を注文することが多いのだろうと思いつつ、「今ってどんな色鉛筆が売れているのかしら?」と気になり価格.comの売上ランキング(2/18時点)をチェックしてみました。

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価格.comより(2022年2月18日時点)

1位は三菱鉛筆の色鉛筆(12色)。2位のトンボの色鉛筆を使っていた!という方も多いのではないでしょうか?

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パッケージの集中線が気になりますが……

ちなみに私が持っているのは36色入りです。比較的お手軽な価格で、しかも折れにくく、発色も良い!人気の理由もわかる気がします。名入れができるところも、初めての色鉛筆にピッタリなのかもしれません。
しかしこの色鉛筆は、大人になってから購入したもの。子ども時代の思い出をともなった色鉛筆は別にあります。

超老舗ブランドが教えてくれたたくさんの色

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苦楽をともにした色鉛筆。蓋も外れている

我ながら、かなり年季の入った色鉛筆ですね……。なんせ、年端もいかない頃にクリスマスプレゼントでもらったので、絵を描く道具としては20年選手。
人生の大半を共に過ごしている色鉛筆のメーカーは、ドイツの超老舗筆記用具ブランド・ファーバーカステル社です。

1761年に創設された同社(日本は江戸時代中期)。世界で初めて鉛筆を製造したことで知られています。また、現在も広く流通しているスタンダードな形(六角形デザイン)を発表した他、鉛筆の長さ・太さ・硬度の基準を定めたのもファーバーカステル社なのです。
今も代々続くファーバーカステル伯爵家が経営を担っているのですが、その歴史はぜひサイトをお確かめください。(ちなみに現在は9代目とのこと!)
「赤」「青」「黄」…と限られた色しか知らなかった当時、ファーバーカステルの色鉛筆が示す多彩な色の数々にすっかり魅せられました。
水彩色鉛筆なので芯が柔らかく、子どもにとっては少し扱いづらいものでしたが、眺めているだけでも十分満たされるものでした。
色がたくさん並んでいると、ちょっとした充足感を味わう方も多いのでは?と思います。

色の名前を知る楽しさ

ファーバーカステルを通じて、絵を描く以外の、色を知る&色を揃えて眺める楽しさを知って数十年後。その充足感を一気に思い出させるようなとんでもない商品が、2009年にフェリシモから発売されました。
「500色の色えんぴつ」です。

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フェリシモ公式サイトより

実は500色の色えんぴつが最初に誕生したのは、1992年。
フェリシモ・ニューヨークがオープンしたタイミングで、しかもその年にコロンブスのアメリカ大陸大発見から500年を迎えることを記念して、日本や世界の主要都市で発売したそうです。当時世界最大級の色数を誇り、完売。その後「フェリシモ」に社名変更して20周年となる2009年、復刻発売されました。(2009年にはグッドデザイン賞を受賞されています)

「500色の色えんぴつ」の魅力は圧倒的な色数だけでなく、ネーミングにもあります。以下のように、25のテーマに分けて色の名前をつけているのです。

春、旅への渇望、楽しみ、夏、都会、アトリエ、秋、愛、朝、しあわせな冬、お菓子、果物、気分、トロピカル、家、森林、洗練、夕暮れ、至福、気品、居心地の良さ、静けさ、真夜中、パーティー、スターライト

https://www.felissimo.co.jp/500/themes.cfm?iid=p_fcp_THEMES

春や夏、朝などはなんとなーく色のイメージが湧くと思うのですが、「旅への渇望とは?」「洗練って?」と気になりますよね。
試しにFRACTAオフィスが渋谷にあるので、「都会」の色を見てみました。

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500色の色えんぴつ公式サイトより

「BIG APPLE」アメリカ大陸大発見を記念した色鉛筆なので、ニューヨーク市の愛称からインスパイアされた名前なのだなということがわかります。続いてこちらの色。

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500色の色えんぴつ公式サイトより

「EXOTIC EYESHADOW」……そう、こうしたネーミングに「500色の色えんぴつの真骨頂を発揮!」という感じがします。

ただのパープルではなく、都会的な女性の瞼の上の色なんです。ちょっとバブルな香りもしますが、それもまた良し。私には、シティポップな情景が思い浮かんできました。
他にも「HIGHSCHOOL LOVER」や「HOLIDAY DREAMIN'」「FLIGHT FABULOUS」など名前だけでは想像がつかない色の数々が用意されていますので、ぜひサイトをチェックしてみてくださいね。
私も家のスペースが確保できたら、いずれ全色購入するぞと目論んでいます。

かたちのない言葉に色を与える

ここまでスタンダードなものから個性的なものまで、様々な色鉛筆を紹介してきましたが、最後に贈り物としての色鉛筆についてお話ししたいと思います。
FRACTAにやってくる前の職場で、とても良くしてくださった先輩が退職前にくださったのが、テキスタイルで有名なミナ ペルホネンの色鉛筆でした。

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画像はELLE SHOP.jpより

こちらの色鉛筆は、ミナのテキスタイルからイメージした色を選定し、セットしたものだそう。色には「さざなみ」や「ときめき」など、かたちのない言葉を名付けているそうで、ブランドらしさがにじみでています。

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上からときめき、スキップ、サプライズ、かくれんぼ、ないしょばなし、うたたね、とロマンが詰まってます……!

しかも、色鉛筆のメーカーは、ファーバーカステル社! 子どもの頃の思い出が、形を変えて戻っていたような気がしてとても嬉しく、不思議な気持ちになりました。もったいなくて、まだ使うことができていないのですが、近いうちに先輩に宛てて、この色鉛筆を使った小さな絵を贈りたいなと思います。

ここでご紹介したのは、色鉛筆の世界のほんの一部です。この世にはたくさんの色があって、それぞれに名前がついていることを教えてくれるものの一つが色鉛筆なのかなと思います。
また、今回ご紹介したミナ ペルホネンのように、ブランドの世界観を構成する要素として、色と色に紐づく色鉛筆というツールは、ぴったりな表現方法のひとつなのかもしれません。
この記事を通して「色鉛筆を贈ってみようかな」「自分で買ってみようかな」と思っていただけたら幸いです!

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