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南野拓実のリーズ移籍を英メディア推奨!「リバプールで意味のない試合に…」

南野拓実 写真:Getty Images

 リバプールに所属する日本代表FW南野拓実(27)は依然としてリーズ・ユナイテッド移籍の可能性が取りざたされている。その中、イギリスメディア『MOT LEEDS NEWS』は9日、リーズ・ユナイテッドが同選手の獲得に動くべき理由や選手本人にもたらされるプラス材料について説明した。

 同選手は2020年1月にオーストリア1部の強豪レッドブル・ザルツブルクからリバプールへ完全移籍。出場機会に恵まれず、昨季後半戦はレンタル先のサウサンプトンで過ごしていたが、昨年7月にサウサンプトンでのレンタル期間を終えてリバプールに復帰していた。

 そして今季もここまで公式戦8試合の先発出場にとどまっており、プレミアリーグでは一度もスタメンに抜てきされない。ただ、それでも今月2日開催のFAカップ(イングランドのカップ戦)5回戦・ノリッジ戦で先発出場して2ゴールをあげるなど、すでに10ゴールをマーク。ユルゲン・クロップ監督からも高い評価を得ている。

 そんな南野拓実の去就を巡っては、今年1月にリーズ・ユナイテッドやリーグアン(フランス1部)のASモナコなどがリバプールに対して獲得の打診を行ったものの、リバプールはオファーを却下。南野拓実本人もリバプール残留を望んでいると伝えられていた。

 しかし、今月に入ってリーズ・ユナイテッド移籍の噂が再燃。これに対して『MOT LEEDS NEWS』は「1月に破談になったが、リーズ・ユナイテッドはミナミノの獲得に再挑戦すべきだ」と主張。かつてオーストリア1部の強豪レッドブル・ザルツブルクで南野拓実の指導に当たっていたジェシー・マーシュ氏が先月末にリーズの指揮官に就任したことを根拠に挙げている。

 また、南野拓実の現状について「彼はリバプールでの自分の序列に満足していないはずだ。ディオゴ・ジョッタやルイス・ディアスが彼より後に入団してすぐに活躍する一方、彼自身はベンチに座り、意味のない試合に時々出場している」と伝えた上で「リーズはミナミノに対してリバプールのベンチを温めることから抜け出す永遠の道を提供することができるかもしれない」と見解を示している。

 なお、南野拓実はリバプールとの契約を2024年6月まで残している。再三にわたり移籍が噂される中、本人がシーズン終了後にどのような決断を下すのか注目が集まる。