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2017年07月08日

しぇいむ☆おん レビュー感想 これってツンデレ喫茶って言うほどツンデレしてるか???

ぼくなつのエロゲー版(実際にはギャルゲーになった)として開発された僕夏、

ヒロイン全員がヤンデレのエロゲーとして開発された(実際にはギャルゲーになった)ヤマヤミ、

ヒロイン全員が中二病のエロゲーとして開発された(実際にはギャルゲーになった)い〜びる☆あいっ!

とVIPゲーを3連続プレーし、次に選んだのは



ヒロイン全員がツンデレのエロゲーとして開発された(実際にはギャルゲーになった)しぇいむ☆おん

(18禁要素はなぜこうもカットされるのか。色んな人に遊んでほしいからかな)







オマケも全部出ているので、多分コンプしました(ただし開発裏話っぽい奴だけは、殆どスルーしてます)





10時間ちょっと掛かったかな。い〜びるとかに比べると、多少少ないが、その分テンポがよかったのでOK。それにかなり昔の作品だしね







タイトル画面でヒロインが笑顔になる法則性ってなんでしょうね。
てっきりクリアしたら笑顔になると思ったら、画面切り替えのたびにまたツンツンしちゃうし

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時系列的にはもうかなり昔の作品だが、古いゲームのレビューとして、現在の視点から見た批評をします






▼グラフィック、キャラクターデザイン
結構きれいで、シンプルながらに可愛い。古臭さは意外とない

こういうシンプルで飾らない絵柄ってどの時代でも普遍的な良さがある。

当時なら久米田康治、今の若手なら山本崇一朗が似た絵

そういえば典乃は高木さんに似ている気がする





▼システム
古いゲームなので流石に使い辛いが、セーブロード画面のデザインが妙にお洒落だ。

私のプレー環境だとショートカットキーが使えないせいで、既読スキップをするために逐一画面を開いて、閉じないといけなかった。それが非常に面倒臭い

マップでヒロインのいる場所がマウスを当てないと表示されない。しかもキャラクターの絵が表示されてなくても、実際にはいることがある…など煩わしい部分も多い





▼ムービー
クオリティ高い。里美がブランコに乗るシーンが分割されてたり、ただ映像を垂れ流すだけじゃなくてちゃんと見せ方を知ってる





▼音楽
シリアスシーンで流れる曲がどれも綺麗。楽曲も結構ある






▼オリジナリティ、シナリオ
ヒロイン全員がツンデレというのはかなり難しい。なぜならツンデレというのは一定の固定パターンがあって、大抵のツンデレキャラは同じようなキャラしかいないからだ。

い〜びるはそれこそ何でも中二病に出来るし、ヤマヤミは病み方にアクセントをつけられるが、ツンデレにそれは難しいだろうと思っていた



で、やってみると、これってツンデレか???


というヒロインばかりで拍子抜けした。面白いんだけど、コンセプト通りのツンデレはせいぜい可奈くらい




フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』によると、"ツンデレ"とは、「普段はツンツンとすげない態度を取るが、一定の条件下では態度が急変してデレデレといちゃつく」という状態・光景、人物を指す言葉」だという。
《しぇいむ☆おん》は、この"ツンデレ"属性の女の子たちがウェイトレスとして働く、喫茶店「しぇいむ☆おん」を舞台にした恋愛アドベンチャーゲームだ。





とあるんだけど、この「デレデレといちゃつく」描写が全体的に余りにも少なかった





てっきりヒロインとは中盤でつきあうと思えば、ヒロインによっては本当に最後の最後に付き合う。だからイチャコラも物凄く少ない




フリーゲームサイトの「ツンツンが終わってデレデレの時期です」という説明画像に使われてるのなんて、クリア後のオマケだ。なので本編のデレデレは非常に少ないという裏付けでもある





ストーリー型ADVとしてはなかなか面白いので楽しめたが、ここに期待してたから同時にがっかりもした。







シナリオレビュー(並びは攻略順)




・飯島・エアール・可奈編
攻略に荒巻の好感度がいるってのは、何となくパターンで読めた。

エアールってミドルネーム、公式HPに載ってるけど付属のマニュアルにはないんだよね。結構ネタバレなのに。

ストーリーは王道の実は幼馴染でしたーというお話。

飯島さんと呼ばれたときに限って不機嫌になってるのは気づいてたが、まさか幼馴染だとはね

可奈の回想では可哀そうな少女として美化されているが、実際には主人公の回想通り乱暴者のガキ大将なのが面白かったな。

大学生なのにキスすらしないピュアすぎる関係のまま終了、これはアリ

でもそんなピュア同士が、未成年なのに酒をガバガバ飲むのが頂けない。志津江は逮捕だろう

あと、やたら幼稚園の昼寝の時間ってのが出てくるけど、幼稚園って昼寝の時間はないよ


それは保育園だけの筈

70点

オマケは仲直りのために早苗をダシにするってのがちょっと汚いやり口。しかも早苗のせいで主人公を信じられなくなったというのは思いこみが激しすぎる…






・栗原 美幸編
フランケンと3度会う必要があるので、多少攻略が難しいヒロイン。1度自宅前で遭遇したが、特に会話に変化がなかったな…遊びに来たのかと思ったのに。

もう最初から気になったんだけど、ミサワ風にいうと、目が離れすぎているだろ、このキャラ




グロイポニョの人形とかやる夫とか思い出したわ。新垣さん並に離れてる
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まあ見慣れると可愛いんだけどね。




可奈編でレギュラーだった荒巻が全く登場しないので、雰囲気もかなり違う。だがその変わり可奈がふられヒロインとして登場する。これが丁度可奈を攻略した後だったし、切ない



冒頭で登場したフランケンがまさか美幸の母親だったとは。なんで別の席に座ってるねん。込んでたのかな。



実に上手いのが、フランケンが極大のツンデレだったこと。いやあこれ、完全に盲点だった。完全に、ヒロインだけがツンデレのゲームだと先入観があった。まさかこんなところにツンデレキャラが潜んでいるとはね



美幸はツンデレというより完全におかしなキャラで、打ち解けてからはデレデレじゃないが急激なすり寄りかたがハンパなかった。典型的な愛されない子の依存症っぽくない?父親も話にしか出てこないしさ。帰りも遅いみたいだし





主人公から告白されたと勘違いして、思いこみで彼女気取りからの暴走。主人公に告白じゃない、付き合ってないと訂正されて更に暴走したり、やたら性的に尽くしてきたり、なんか寧ろヤンデレっぽい



OPでも一人だけやけに暗くて現実離れしたイメージ描写がされてるのは、変り者というより、やはり病んでるっていう設定だからでは?




ラストシーンは恋愛、ツンデレというより、「不器用だけど優しい女の子が報われる話」という感じで、かなりの清涼感、いい話




75点




でもオマケシナリオでは凄い笑顔だし、普通に喋れるようになってるし、完全に個性死んでるじゃん




それにこのシナリオだと、むしろ美幸より典乃がヒロインなんだが…。しかも大部分のシーンが美幸と典乃のコンビプレーで埋まってしまっているので、もっと主人公とのイチャイチャが見たかった。ツンデレゲーじゃねーのかよ、これ






・阿部 早苗編
攻略最難関。里美の好感度が非常に高い状態じゃないとクリアできない。それがシナリオのキーにもなってるから、必然性はあるんだけど、初見じゃまず攻略は無理

流石メインヒロイン、ボリュームあるストーリー。妹の里美との三角関係も見どころだった。

一番ツンデレっぽいヒロインだが、これもデレが本当に最後や一部だけなので残念。これはツンギレですわ

このシナリオでは典乃と美幸が終盤まで一切登場しないのだが、主人公が典乃のことを忘れてるのがリアルで面白かった。実際数回しか会ったことがない人間なんて忘れるのが普通だろう

店長への恋心がスルーのまま終わってしまったのはなんだったのだろう。恋愛以前に近親相姦なのだが、なぜか主人公もそこはスルー

てっきり店長がゲイなのは、姪っ子の恋心から目をそらすためのフェイクだと思えば、関係なくゲイだし

80点

オマケは非常に綺麗な締め括りだった。

だが、ここでも美幸は凄い笑顔。別に主人公と付き合わなくても、本来の性格は明るかったんだな、実は…







・阿部 里美編
攻略は簡単だが、なぜか1度だけ姉と会う必要があるのが、ひっかけ

早苗編で里美を選んでやりたかったって気持ちがあったんだけど、意外なことにこのシナリオでは早苗が殆ど絡まない、あくまで端役として登場する。

最後早苗も主人公の事が好きだったと軽く示唆されるだけで終了。妹のために身を引くならそのための描写も欲しかったな。

シナリオは、グータラで忘れっぽい主人公という設定を一番生かしてる。

主人公がひたすら約束を破って里美に怒られるというギャグを、終盤でシリアス仕立てに変えたのが面白かった。些細な約束だけじゃなくて訳あって大事なデートまですっぽかしてしまったのは、緊張感がある。そこから待っててくれた里美への告白がとても綺麗

でも不思議なのは誰も携帯の番号を交換していないことだ。連絡できりゃあっという間に解決だったろ

主人公の台詞回しがやけにお洒落で、自分は映画サークルだって流れから、映画デートに誘うのは珍しく格好いい。

というかこのシナリオの主人公は珍しく格好いい。喧嘩も強くてヒロインを助けたり、清掃業者から花を守ったりね


オマケの、VIPのSS(?)で早苗と里美があんな主人公を好きになるのはありえないと言ってるが、里美に関しては惚れる理由がもっとも明確なので、全然あり得る


早苗編でスルーした母親も登場するし、ストーリーとしてはメインヒロインの姉より妹のほうがすっきりする結末だ

90点

オマケはまさかの相性診断。これ、絶対いらないだろ。後日談ですらないし、里美のオマケにする理由もなし





・木野村 典乃編
攻略が一番簡単で、ただ会うだけでいい。他のキャラの好感度やフラグがいらない唯一のキャラ

意外や意外、全シナリオで一番シリアスな話かも。恋愛だけではなく、唯一スポーツをやっているヒロインの悩みが一番よく描写されてる。

悪友の関係だった男を好きになってしまった少女の気持ちも、とても興味深い。

最後に回したのは余りにも男の子のような少女で、ロリキャラにも興味がなかったからなんだけど、終わってみれば一番純情な女の子してるのが典乃だから恐れ入った。しかもなぜか一人だけオリジナルのEDソングが流れるという優遇ぶり。OPでも早苗より先に、一番最初に登場しているし、スタッフのお気に入りなんだろうか。ロリキャラだしね

90点

だがオマケは酷い、完全なスタッフの内輪ネタ。しかも典乃と余り関係ない




キャラは甲乙つけがたいよさがありました。なので珍しく不等号は無しです。なんかヒロインズにオールB感がある

シナリオは里美>典乃>早苗>美幸>可奈の順で良かった。点数評価とは別の好感度も加味しています





総評すると、2017年夏に遊んでも全くクオリティダウンしていない良作でした。今遊んでもギャップは殆どありません



立ち絵のあるサブキャラにもエンディングがあるし、特に店長はいいキャラしてた。ハードゲイは時代を感じるね




85点の良作


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