日本の魅力、玩具で紹介=ゲーム、キャラクター多数展示―サンパウロ 2023年06月27日

 【サンパウロ時事】ブラジルの最大都市サンパウロで日本政府の情報発信拠点となっている「ジャパン・ハウス」は26日、日本の玩具の魅力を伝える展示イベントをメディア向けに公開した。ブラジルで親しまれている玩具には日本ゆかりのものが少なくない。企画したジャパン・ハウスのナターシャ・ゲネンさん(40)は「国は離れているが、ブラジルの子供たちに日本との結び付きをつくりたい」と抱負を語った。
 27日から約4カ月半にわたり開かれるイベントでは、人形やゲーム、キャラクターものなど120点を超える現代的な玩具を展示する。戦後日本で玩具が発展した軌跡をたどる年表を日本の業界団体の協力で作成した。この年表を見ながら、実際にその玩具で遊べる空間を地球の反対側で実現した。
 日本の風習に倣った企画もある。ブラジルの「こどもの日」に当たる10月12日の前後に小さいこいのぼりを製作するなど体験プログラムも準備されている。 

その他の写真

26日、サンパウロの「ジャパン・ハウス」で、展示された玩具の前に立つナターシャ・ゲネンさん(左)
26日、サンパウロの「ジャパン・ハウス」で、展示された玩具の前に立つナターシャ・ゲネンさん(左)
26日、サンパウロの「ジャパン・ハウス」で展示された日本の玩具
26日、サンパウロの「ジャパン・ハウス」で展示された日本の玩具

特集、解説記事