俳優の多部未華子が10日、都内で行われたフジテレビ系連続ドラマ『いちばんすきな花』（木曜午後10時）の完成披露試写イベントに、松下洸平、今田美桜、神尾楓珠と共に出席した。同作で主演を務める4人は撮影にまつわるトークで会場を盛り上げた。

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　多部は、4人が主演である点について「4人とも性格が違って、価値観とか感じ方とか違うキャラクター」と紹介しつつ、自身が演じる学習塾の講師・潮ゆくえについて「未知数すぎて、自分もゆくえちゃんを演じながら、『これでいいんだろうか？』と探り探り、なところは正直ありますけど、でもとても楽しく撮影しています」とニッコリ。

　さらに、多部が共演者の仲野太賀と一緒に、カラオケではしゃぐシーンの写真がスクリーンに映し出され、イベント司会から、素が出ているのではないかという周囲の声が紹介された。そこで松下が「楽屋にいるみたいでしたよ」とケロリと述べると多部は「えー!?　ウソ、ウソッ！」とビックリ。

　松下は「こんな感じではしゃいでいらっしゃるときがある」と証言すると、動揺を隠せない多部は「ウソッ!?　おとなしいでしょ!?」と必死に否定。神尾と松下は「基本はおとなしい」という意見で同調しつつ、松下が「0か100か、のことだと思う。こういうお姿はお見受けしてます」と話した。

　多部は同シーンの撮影を振り返って「初日だったんです。太賀さんは久しぶりに会って、共演したことあるので初めましてではない。このシーンは朝8時から『ヤー！』とやってる。もう必死ですよ」と話した。

　多部は再び「素ではない。カラオケ、私はほとんど行かない」と強調。松下を見て「（松下は）行くとおっしゃっていた。松下さんは行くんだなと思った」と暴露。多部からプチ反撃を受けた松下は照れ笑いを浮かべていた。

　同作は、2022年10月期に放送されたフジテレビ系『silent』でプロデュースを務めた村瀬健と脚本家・生方美久が再びタッグを組んだヒューマンドラマ。「男女の間に友情は成立するのか？」をテーマに、違う人生を歩んできた4人の男女が紡ぎ出す友情と愛情、そしてそこで生まれるそのどちらとも異なる感情を描く。多部は学習塾の講師・潮ゆくえを、松下は出版社務めの会社員・春木椿を、今田は美容師・深雪夜々を、神尾はゆくえの幼なじみ・佐藤紅葉をそれそれ演じる。初回は、10月12日に20分拡大して放送される。