前田敦子が“センター”で決めポーズ！　元アイドル演じる「季節のない街」本編映像＆場面写真

2023年8月8日 12:00

宮藤官九郎が企画・監督・脚本を務めるドラマ「季節のない街」に、元アイドル役で出演している前田敦子が、ステージの“センター”で決めポーズを披露する本編映像、場面写真、オフショットが一挙公開された。かつて人気アイドルグループ「AKB48」の絶対エースとしてセンターに君臨し、現在は俳優として幅広く活躍する前田の貴重なアイドル姿を目撃できる。

本作は、黒澤明監督によって「どですかでん」（1970）のタイトルで映画化された、山本周五郎氏の小説を、現代に置き換えて映像化するもの。12年前に起きた“ナニ”の災害を経て建てられた仮設住宅のある“街”を舞台に、そこにやってきた主人公の田中新助こと半助（池松壮亮）が、失いかけた希望を見出し、人生を再生させる青春群像エンタテインメントを紡ぐ。

このほど披露されたのは、仮設住宅に暮らしながら5人の子どもを育てるみさお（前田）と、みさおの心優しい夫・良太郎（塚地武雅）の出会いのきっかけとなる、約9年前の映像だ。街にやってきたのは、ご当地アイドル「べじっ娘」の面々。メンバーがトマト、ナス、にんじん、キャベツなどメジャーな人気野菜をモチーフにした衣装に身を包み、被災者にごはんを配るなか、イマイチ不人気なカイワレを配っているのが、“カイワレちゃん”ことみさおだった。

担当する野菜は不遇だが、ひとたびステージに立てば、センターでポーズを決めるカイワレちゃん。その姿は、現役アイドル時代の前田を彷ふつとさせる。そんな彼女を、手にしたカイワレを振り回しながら、一心不乱に応援するのが、優しい青年・良太郎だ。実際にアイドルファンを公言している塚地だからこそ説得力のあるシーンとなっている。一方で、アイドルとファンだったふたりが、その後、どんないきさつで夫婦になったのかも気になるところだ。