津田寛治×駒井蓮「名前」ポスター完成 原案者・道尾秀介が主題歌も担当
2018年3月9日 10:00
[映画.com ニュース] 直木賞作家・道尾秀介氏が原案、津田寛治と駒井蓮が主演を務める映画「名前」のポスタービジュアルが、このほど完成した。合わせて本作の主題歌が、道尾氏と歌手の谷本賢一郎による音楽ユニット「DEN」の楽曲「光」に決定した。
道尾氏が映画のために書き下ろしたオリジナル原案を、舞台演出家としても活躍する戸田彬弘監督が映画化したミステリアスなヒューマンストーリー。仕事も家族も失い、偽名を使って人を欺きながら生きていた男が、父親と生き別れた女子高生との出会いを機に、“記憶から消していた過去”と向き合うさまを描く。津田が偽名を使って生きる男・中村正男に扮し、駒井が正男のことを「お父さん」と呼ぶ女子高生・笑子を演じる。
ポスタービジュアルは、上部に駒井、下部に津田が描かれ、2人の周りにはさまざまな苗字の判子が配されている。真っ直ぐな眼差(まなざ)しを放つ駒井、対する津田はくわえタバコで険しい表情。対照的な2人とともに、「行き場のない二人は、家族になった――」という意味深なキャッチコピーが添えられている。
原案・主題歌を担当する道尾氏は、自身が所属する音楽ユニット「DEN」について「もともと僕が歌手・谷本賢一郎のファンで、ライブに通っているうちに仲良くなり、『いっしょに面白いことやろうよ』ということでユニットを結成しました」と説明。さらに「主題歌『光』は、僕たちの最初の共作曲です。この曲が出来上がったとき、まだ映画は完成していませんでした。それなのに、試写を見たら、なんとも物語と映像にピッタリで、安堵するやら感動するやら、とにかく忘れがたい瞬間でした」と振り返っている。
一方の谷本は、「僕たちの最初の共作曲『光』。歌詞と曲もそうですが、僕と道尾さんのシャウトも是非聞いてくださいね。僕は映画の試写に行けなかったので、後日、自宅で映像確認しました。この映画に関われたこと大変うれしく思います。早くスクリーンで見たい!!」とコメントを寄せている。
津田と駒井のほか筒井真理子、松本穂香、内田理央、波岡一喜らが出演する「名前」は、6月30日から東京・新宿シネマカリテほか全国で順次公開。