『俺たち』シリーズのウィル・フェレルがゴルフのドラマを制作

『俺たちニュースキャスター』をはじめとするコメディ映画『俺たち』シリーズに主演し、脚本や製作も担うウィル・フェレルが、ゴルフをテーマにした新作ドラマを手掛けることが明らかになった。米Deadlineが報じている。

スポーツ好きのウィルがゴルフ界を斬る?

タイトル未定の新企画は、全米プロゴルフ協会(PGA)と競合する、物議を醸す新リーグの顔としてプロゴルファーが活躍するストーリーになるという。物語はフィクションだが、現実で2021年に設立され、議論を呼んだ新ゴルフ組織「LIV」との類似性を彷彿とさせるものがある。

実生活でのウィルは熱心なゴルフプレーヤーとして知られており、ガンを克服した人の進学を支援するための資金調達イベント「The Will Powered Golf Classic」を20年にわたって主催しているという。そんなウィルのゴルフへの熱い想いが投影されたドラマシリーズになりそうだ。

本企画の製作に携わるのは、ウィルとジェシカ・エルバウム(『デッド・トゥ・ミー ~さようならの裏に~』)が率いる制作会社 Gloria Sanchez Productionsと、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』で監督を務めたライアン・ジョンソンとビジネスパートナーであるラム・バーグマンの制作会社 T-Street。シリーズ化が決定した場合、ウィルが出演も兼任するのかどうかは不明だ。

これまでにウィルは、アメリカの人気カーレース、NASCARの世界を描く『タラデガ・ナイト オーバルの狼』や、アイススケートリンクを舞台にした『俺たちフィギュアスケーター』、バスケットボールをテーマにした『俺たちダンクシューター』など、数多くのスポーツ映画を生み出している。プロゴルファーを主人公にした新作ドラマも、そのラインナップに加わることになりそうだ。

なお、ウィルは近年ドラマ界にも進出しており、実話を基にしたApple TV+のリミテッドシリーズ『となりの精神科医』に主演。『メディア王 ~華麗なる一族~』(別タイトル『サクセッション』『キング・オブ・メディア』)や『デッド・トゥ・ミー』などで製作総指揮を務めている。

ウィルが立ち上げた、ゴルフをテーマにした新プロジェクトの続報に注視しておきたい。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Deadline

Photo:ウィル・フェレル ©AVTA/FAMOUS