『名探偵ポワロ』デビッド・スーシェがポワロ俳優として過ごした四半世紀を綴る書籍が刊行

英国ミステリー『名探偵ポワロ』で主人公エルキュール・ポワロを演じたデビッド・スーシェが、ポワロ俳優として過ごした四半世紀を余すところなく綴る書籍「ポワロと私 デビッド・スーシェ自伝」が発売となる。

ミステリーの女王アガサ・クリスティーが生んだ名探偵エルキュール・ポワロ。世界中で愛され続けているのは小説のすばらしさはもとより、ドラマの力が大きかったといえるでしょう。

『名探偵ポワロ』は1989年に英ITVで放送開始。主人公のエルキュール・ポワロは、元はベルギー警察で働いていたが、第一次世界大戦により英国へ亡命して私立探偵に転職。自らの並外れた知能を「灰色の脳細胞」と呼び、どんな時も大きな口髭をピシッと整え、全身をおしゃれに固める彼は、泥まみれの田舎道もピカピカのエナメル靴で歩くという風代わりな探偵だ。事件の関係者との対話や心理学を通して、事件の真相を解き明かしていくシリーズ。

デビッド・スーシェは、2013年までポワロ俳優として四半世紀を過ごした。本書では、ポワロを演じるにあたっての喜び、試行錯誤、苦悩を余すところなく綴っている。

アガサにとってそうだったように、ポワロは私にとっても現実の存在だった―― ときには少しイライラさせられることがあっても、彼は偉大な探偵であり、非凡な男だった。アガサがポワロ物として33の小説と50を超える短編、1本の戯曲を書き、彼をシャーロック・ホームズと並ぶ世界一有名な架空の探偵にしたとき、ポワロが彼女の人生の一部となっていたに違いないように、彼は私の人生の一部となっていた。

(「ポワロと私 デビッド・スーシェ自伝」本文より)

■発売日:2022年10月21日(金)
著者:デビッド・スーシェ、ジェフリー・ワンセル
■訳者:高尾菜つこ
■解説:小山正
■判型・ページ数:4-6・384ページ
■定価:2,970円(本体2,700円+税)
■出版社:原書房

「ポワロと私」刊行記念トークイベント開催!

本書の刊行を記念して、ミステリー&映画研究家の小山正と、翻訳ミステリー・映画ライター♪akiraが本書の魅力について存分に語るトークイベントの開催が決定。

【日時】
2022年10月22日(土)18:30開場/19:00開演

【出演者】
小山正(ミステリー&映画研究家)
♪akira(翻訳ミステリー・映画ライター)

【会場】
・Readin' Writin' BOOK STORE
(東京メトロ銀座線「田原町」徒歩2分)

・オンライン配信
当日、開演前にzoomのURLをメールまたはPeatix DMにてお送りします。1週間のアーカイブ配信あり。開催日の翌日以降、準備でき次第メールにてアーカイブ視聴URLをお送りします。

オンライン配信は、ZOOMを利用しておこないます。Zoomアプリをインストールしインターネットに接続したPC、スマホ、タブレットなどをご用意ください。なお、機材トラブル等で開始時間が遅れることがございます。また配信が不可能な状態になった場合は、終了後に録画を共有する形で対応させていただきます。あらかじめご了承のうえお申し込みください。

【参加費】
1500円(会場、オンラインとも)

【販売期限】
2022年10月22日(土)18:00
※コンビニ / ATMでの支払いは、2022年10月21日(金)まで

【申し込み・詳細】
https://peatix.com/event/3380721/view

 

(海外ドラマNAVI)

Photo:「ポワロと私 デビッド・スーシェ自伝」出版社:原書房