酒井若菜さん(撮影/写真映像部・佐藤創紀)

 グラビアアイドルから俳優、作家として活動の幅を広げ、芸能界でも独自の存在感を放ち続けている酒井若菜さん(43)。【前編】では、さまざまな分野で挑戦し続けることの苦労や、その過程でたどり着いた仕事への価値観などを聞いた。【後編】では、「毎日メイク。」や「40代になってやめたこと。」などで早くも話題を集めているYouTubeチャンネル開設の経緯や、これまでの人生で忘れられない一日などをうかがった。

【写真】変わらぬ透明感! 今もキュートな酒井若菜さんはこちら

※【前編】<酒井若菜が振り返る「グラビアアイドル」からの転換点 「エキストラでもいいから演技の現場に」と決めた日>より続く

*  *  *

 【前編】のインタビューで、仕事に対しては「履ける草鞋は何足でも履いたほうがいい」という考えだと話してくれた酒井さん。グラビアアイドル、俳優、作家などさまざまな仕事に挑戦してきた酒井さんだからこその価値観だろう。

 そして、酒井さんは最近、もう一つの“草鞋”を履き始めた。それはYouTuberだ。

 今年8月に自身のYouTubeチャンネル「酒井若芽チャンネル」を開設。撮影や編集など、ほとんどの作業を一人でこなしているという。

「コロナ禍あたりからYouTubeをいろいろ見始めたのですが、無理にキャラを設定したり、テンションを上げたりしている動画が多いなあという印象でした。私のような40代の女性が一人で静かに見られる“大人のチャンネル”ってあんまりなかったんですよね。それで、ないなら自分がつくればいいんだって思って開設しました」

 YouTubeではコスメ紹介やモーニングルーティーン、視聴者との質疑応答など、さまざまな動画をアップしているが、どのような方針でチャンネルを運営しているのだろうか。

著者プロフィールを見る
唐澤俊介

唐澤俊介

1994年、群馬県生まれ。慶應義塾大学法学部卒。朝日新聞盛岡総局、「週刊朝日」を経て、「AERAdot.」編集部に。二児の父。仕事に育児にとせわしく過ごしています。政治、経済、IT(AIなど)、スポーツ、芸能など、雑多に取材しています。写真は妻が作ってくれたゴリラストラップ。

唐澤俊介の記事一覧はこちら
次のページ
「毎日メイク。」が話題に