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概要

マヨネーズを山盛りかけた料理のこと。

元ネタは漫画『銀魂』に登場する真選組副長・土方十四郎が作った料理(命名者は土方本人)。


どぼどぼどぼ

茶碗から溢れんばかりに盛り上がる、とぐろを巻いたマヨネーズかけご飯。見ただけでをつまみたくなり、部下からはエサ呼ばわりされ、食欲魔人酢こんぶが大好きな神楽ですら「見てるだけで口の中酸っぱいアル……」と吐き気を催したほどの破壊力を持つ、凄まじい料理である(犬もこんな代物を食べていたら確実に死ぬ)。


そのゲテモノっぷりは、一部のファンからは、モザイクこそ掛けられていないものの志村妙の生成するダークマターと双璧を為す「ホワイトマター」または(アウトという意味も込めて)ホワイトアウトと呼ばれることも。とぐろを巻いていることから、ホワイトホールとされる場合も。


他にも土方は焼きそばカツ丼お茶漬けかけそばチャーハンラーメンなどといったものにまで象牙の塔を築かんばかりにムリュムリュとマヨネーズをかけまくり、果ては団子プリンにまでマヨネーズをトッピング。周囲からはやめろやめろと言われ続けている。そのマヨネーズに関する異常なまでの愛についてはここでは割愛する。


元々はアニメ第27話「刀じゃ斬れないものがある」にて、土方が万事屋の面々に「カツ丼土方スペシャルだ」といって奢ったもので、犬のエサ云々もその時の台詞である。

このように元々はカツ丼だったはずなのだが、もうその時点でカツが見えないほどマヨネーズがかかっていた。

ちなみに、同席していた総悟には「カツ丼を犬のエサに昇華できるとは」と扱き下ろされ、銀時鼻くそ入れられの酷評で、銀時の行動を見た土方は「っていうか、オメー、土方スペシャルに鼻くそ入れたろ謝れコノヤロー」と静かにキレていた。


そのあとに登場した土方スペシャルは恐らく白米にマヨネーズをかけている。

ちなみに土方が本物のに与えたところ、犬からも嫌がられた


これを好んで食するのは銀魂世界では当然土方のみ……かと思われていた。

しかしアニメ第114話でひょんなことから訳有りで松平片栗虎の愛娘、松平栗子とデートをする羽目になった土方。なんとか栗子に嫌われようと使った手段の一つに、土方スペシャルを一緒に食べるという作戦を実行。銀時達万事屋もこれで引かない女はいないと踏んでいた…が彼女は違った。この犬のエサを食した栗子の反応は…………


『口の中がミラクルワンピーーース!!! 味の三千世界やーーーーッ!!!』


………この光景に銀時達は唖然とし、土方は驚きつつも同志ができたと少し喜んでしまう有様であった。このエピソードはアニメオリジナルだが、後にも先にも土方以外でこの犬のエサを『おいしい』と言い切ったのは栗子だけである。


なお、2020年1月にテイルズオブザレイズで開催されたコラボイベント「テイルズ オブる ザ レイズ」では、イベント専用の収集アイテムとなっている。


後継者

さて、この犬のエサを愛する者は土方だけではない。後継者は深夜に現れた。

マヨラーテクスチャーオン!

それこそがビビッドレッド・オペレーション主人公一色あかねである。

食事の際にはホカホカのご飯にボトル一本使い切らんばかりにマヨネーズをかけまくり、満面の笑みを浮かべてその犬のエサを貪り食う。傍から見れば食欲が減衰することこの上ないが、本人は嬉しそうである

ちなみに、あかねがごはんにマヨネーズをかけるだけのゲームがDL販売されたこともある。果たして購入者はいたのだろうか…。


アレンジをする者、現る

なんと更なる後継者が現れた。それもカロリーマシマシ待ったなしなアレンジを施して。

それは『姉のおなかをふくらませるのは僕』という日常系かつ料理漫画の、コミックス第3巻収録の第19話での事。

主要キャラの1人である少年・市川忍の友人の一人のゆみみ(漢字表記は『弓美』なのが今話で明らかに)の兄・聰が小学生の頃から「大リーガーに俺はなる!」と打ち込み、ゆみみも応援していて長年続いていたが、18歳時の試合(推定学年高3くらい)で、地方予選2回戦で負け、そのショックでか部屋でインターネットや深夜アニメばかり観てゴロゴロするようになり、高校を卒業しても働いておらず…体型もすっかりデブになってしまった。

そんな彼が妹の為に料理を作ろうと言い出した(ゆみみに「インスタントラーメン以外だよっ?」と言われる)。しかも根拠は「最近はグルメ漫画をよんでいるからできると思う」との事…不安しかないんですが。

…で、一晩経って「あれからネットで料理の事を調べていたらオリジナル料理を思いついて、お前に食べさせたくて起きていたんだ」と、作り始めた。それは…


あまり温かくないご飯に軽く砕いたポテトチップスをかける→マヨネーズをいやという程かけて混ぜる。


「これが俺のオリジナル料理でい!」


*ここでテロップには「冒涜的な何か」と出ていた。


そして実際、ゆみみが食べたら内心で「ひどい…」の一言が。当然である。

しかも本人は味見はしておらず、これを作る前に明け方から食パンを使った別の料理を考えていて、その試食で腹いっぱいになり、味見する気になれなかったとの事…ひでえ。

それでゆみみから「…じゃあ食パン全部食べちゃったの?」と訊かれたら、「安心しろ。このオリジナル料理を大量に作っておいた」と、大皿いっぱいに差し出した…ダメだこいつは。

そして直後には、ゆみみから「食べ物で遊ぶな!」と猛抗議される。当然である。

更には追撃に「お兄ちゃんのブタ!」「二度と料理のマネなんかしないで!」とまで言われ、ショックを受ける兄であった。


実際に……

テレビ東京のジャンプ系列情報番組・サキよみジャンBANGで銀魂を扱った回にて、実際にこの土方スペシャルをチャン・カワイが調理、南明奈が実食した事がある。

味そのものは問題がなかったが、その後チャンが「更に美味しくなる」としてハムエッグを追加、実際に美味しくなったが、アメリカザリガニや他のゲストから「アレンジはズルい」とクレームが起こった。


ちなみに、これ以外にも劇中で銀時が食べた『あんこ丼』も再現された(こちらは「おはぎみたいで普通に美味しい」と評された)。


グラブルコラボ

グランブルーファンタジーにおいて、まさかの回復アビリティとして実装されてしまった。効果はHP全回復と(消去不能系以外の)弱体化デバフの除去。ただし、デメリットとして弱体化耐性がダウンというものも存在するのだが。


ただし、コラボ開催初期では使用不能。コラボ後半エピソード解禁後のエンディング到達、土方&沖田のレベルを45まで到達することで解放されるフェイトエピソードの全クリアでアビリティが解禁される仕組みである。


ちなみにトレジャー交換用アイテムにも、銀時の大好きなフルーツパフェと共に登場している。


注意

もちろん、彼らのようなありとあらゆるものに、マヨネーズをかけまくる食生活は大変健康に悪いカロリー過多で太るのは勿論、塩分とコレステロールも過剰摂取する事にもなり、高脂血症脂質異常症)、高血圧、内臓肥満等のあらゆる成人病を引き起こす。皆さんもマヨネーズに限らず、調味料の過剰摂取は控えるようにしよう。


そして、犬のエサと呼ばれているからと言って、犬に与えれば最悪、5年以内で成人病によって死んでしまうため、大論外。

もっとも、犬が本当に食べるかどうかは知らないが……。


関連タグ

マヨラー 宇治銀時丼 公式が病気

名探偵コナン:アニメ版『銀魂』のシリーズ構成担当の大和屋暁が脚本を担当したアニメオリジナルエピソード『森川御殿の陰謀』に見た目がそっくりのソフトクリーム丼が登場している。

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