概要
劇中ゲーム『忍者ヒーローズ』のナビキャラクターとして振る舞っていたナナシだったが、実際は劇中に実在する忍だった。
その名の通りうちは一族の忍であり、それも木ノ葉隠れの里創設以前の戦国時代(まだうちは一族が千手一族と争っていた時代)に一族の兵器として利用され、封印された人物である。そのため、NARUTO、BORUTOを通じて作中に登場するうちは一族としては、木ノ葉創設に携わったうちはマダラと同じかそれ以前の最古の世代となる。(うちは姓を名乗る以前の一族の始祖としては大筒木インドラが登場している。)
ナビキャラクターとしての容姿も偽りの姿であり、実際のナナシはサスケやサラダと同じ黒髪と瞳をしている。
プロフィール
| 出演作品 | 『NARUTO X BORUTO ナルティメットストームコネクションズ』 |
|---|---|
| 性別 | 女性 |
| 出身地 | 戦国時代のうちは一族の勢力圏 |
人物
親を早くに亡くした様子で、その強力な瞳術からうちは一族からは人ではなく「生きた兵器」として扱われていた。
自らを人権のない兵器として利用し続けたうちは一族への恨みから忍、ひいては忍界全体を恨んでおり、忍界を潰す事を望んでいる。そのため黒幕である『零』のメルツに協力している。
『忍者ヒーローズ』の中で積極的に話しかけてくるボルトの事は最初は疎みつつも徐々に心を許しており、「友達」と言われた事は人生で初めてだったようでとても喜んでいた。ボルトと復讐心を天秤にかける事に非常に苦悩していた。
能力
ボルトやサラダと変わらない年齢に見えるが、既に万華鏡写輪眼を開眼している実力者である。
通常、万華鏡写輪眼は固有瞳術を左右の目に一つずつ宿す。(例:うちはイタチであれば右目に天照、左目に月読。うちはサスケであれば右目に炎遁・加具土命、左目に天照。)
これだけでも大筒木一族等に次ぐ作中トップクラスに強力な能力であるが、彼女はうちは一族の兵器として、後天的かつ人為的に「月読」や「天照」といった万華鏡写輪眼瞳術を移植されていた。
移植にはナナシの体に印(後述する八千矛の印とは別、外見は呪印に近い)を刻む必要があり、ナナシは苦痛を伴う。
八千矛(やちほこ)
ナナシが持つ固有の万華鏡写輪眼瞳術。「印刻月読」で印を付けた相手の精神やチャクラを自在に操る事ができる。
- 精神体を月読世界に連れて来て『忍者ヒーローズ』プレイヤーと戦わせ、キセキ(軌跡、記憶)を奪い取らせる
- キセキ(記憶)を奪われた対象者に代わりに別の記憶を埋め込む事で、現実世界でも意のままに動くよう洗脳する
- 印をつけた忍のチャクラを遠隔地から奪い取る
印刻月読(いんきざみのつくよみ)
ナナシが持つ万華鏡写輪眼瞳術。月に投影した万華鏡写輪眼により、光に当てられた人物に対し「八千矛」で操るための印を付与する。サスケ曰く「無限月読もどき」。月読の派生技なのか、別の術かは不明。
月読(つくよみ)
ナナシが移植された万華鏡写輪眼瞳術。サスケの兄イタチが使用していた物と同じ術。本来は目を合わせた相手を自身の精神世界である「月読世界」に引きずり込み、現実世界での一瞬のうちに意のままの幻を見せる術だが、ナナシは『忍者ヒーローズ』に仕組まれた術式を利用し、プレイヤーの精神を月読世界に飛ばしていた。また、『忍者ヒーローズ』によって月読世界に飛ばされているプレイヤーからチャクラを奪い取る術式を仕込んでおり、これを印刻月読のチャクラに当てていた。
天照(あまてらす)
ナナシが移植された万華鏡写輪眼瞳術。サスケ、イタチ兄弟が使用していた物と同じ術。ナナシは対象を傷つける事なく黒炎で包み込み防御として用いるなど、高いコントロールが可能。
火遁・豪火球の術
うちは一族の得意忍術。
火遁・豪火壁の術
戦国時代のうちは一族が得意とする忍術。
余談
発表時は「ナルトを思わせる金髪」「サスケのような色白の肌」「サクラに似た薄緑色の瞳と服装」「カカシと韻を踏んだような名前」であるとして、第七班と関わりのある人物ではないかという予想がファンの一部から上がっていた。
関連タグ
NARUTO BORUTO ナルティメットストーム うずまきボルト
