【イ】とは、日本で初めてテレビ(電送と、ブラウン管による受像)実験に成功した時に表示された文字(また、イが表示される様を示したAA)である。
概要
1926年12月25日、浜松高等工業学校(現在の静岡大学工学部)の、高柳健次郎助教授が、機械式での文字読み取り、電送、ブラウン管による表示の組み合わせで、日本初のテレビ実験を成功させた。
奇しくも、この日に大正天皇が崩御し、昭和時代が始まった。以降、昭和とともに日本のテレビ界は歩み始める。
1935年には、高柳博士のグループが、アイコノスコープを撮像に用いた、全電子式のテレビ送受信実験に成功している。高柳博士は戦後も、テレビ放送システムの開発に多大な貢献をした。
ちなみに「ア」ではなく「イ」を採用したのは、当時のかな文字の並べ順である「いろは順」で一番最初に来る文字だったのが理由である。
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関連項目
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