20代、30代もリストラの対象に…レイオフされたら転職で不利になる?【専門家が解説】写真はイメージです Photo:PIXTA

スタートアップが若手、中堅社員をレイオフ
対象者は転職で不利になるか?

 今年前半、企業人事に関して注目を集めた話題の一つに、米テクノロジー企業のリストラ(レイオフ)があります。GAFAMをはじめとする大手テック企業で大規模な人員削減が実施され、他業種にも一部この動きが波及しました。

 日本においては米国ほどの規模ではありませんが、こうした大手テック企業の日本法人や一部のスタートアップ企業などで人員削減を行う動きが見られました。特に後者は比較的歴史が浅く、働いている従業員の年齢も若いので、おのずと人員削減の対象に若手や中堅社員も含まれました。

 日本でリストラや人員削減といえば多くの場合、中高年層を対象に実施されてきました。ですので、働き盛りの若手や中堅が標的になるのは、従来にはあまりなかった事態です。ベテランと呼ばれるにはまだ早過ぎる年齢で退職勧奨され、ショックを受けた人もいるようです。

 退職した後の心配も湧いてきます。下記のような不安を抱えている人もいるでしょう。

「リストラ(レイオフ)されたと正直に伝えたら、転職で不利にならないだろうか?」
「希望退職に応募した経歴は、今後のキャリアの“傷”になってしまうのでは……」

 では、実際のところはどうでしょうか。転職コンサルタントが本音で解説します。