インド全体でいうと、識字率は、60％位です。データの出所によって微妙に数字が違います。ケララは、私の持っている資料だと、８０％位になっています。 北インドと南インドは、言葉も違えば、文化も違います。料理ももちろん違います。 北インド人のある程度教育を受けて、日本に住んでる人でもこの手の問題を認識している人が、少ないです。平気でインドの識字率は１００％位で日本と変わらないなどと、言います。 一番の原因は、社会の構造で、社会で苦しんでる人のレベルが向上したときに、国全体の力（生産性）の向上に繋がるということが、理解されないで、汚職とコネを頼りに生きてる人が多いというのが現状です。悪くいうと自分さえよければ、他はいいというスタイルの人が、多すぎなんです。 私の偏見だと、日本にいる北インド人は、インドでは経済的に豊かであるけれど、実際には力があまりないか、若しくは、バランスのとれた考えが乏しい人が多いです。 南インドの人は、自分達の状況、改善しなくてはならない点などをしっかり把握している人が多いです。 北インドの人に国連や国際的に信用できるであろう統計を、持ち出して話をしても、それは間違いだとか、言い始めたりするくらいなので、改善するのには、大変だと思います。 現在、教育が無くて苦しい状況にある人たちのレベルアップがあれば、国全体の生産性が向上して、良い結果が出る筈なのですが、そういう事が理解されにくい社会なのだと思います。 現在、日本で飲食店関係の仕事についている人達の多くは、北インド出身者ですが、彼らはインドの地元では、かなり良い暮らしをしています。家にメイドが居る人も多くて、実家では、料理を作らないし、掃除もしませんという人が多いです。彼らは、コックさんという職業ではあるけれど、インドの家庭料理を、作ることができない人が多いのです。また日本で２５万位の月給をもらっても家のお手伝いさんには、１日１００円以下の給料を渡したり、簡単に解雇にしたりします。 日本にいるＩＴ関係者は、南インド出身者が多いです。因みにコルカタは、東で、ムンバイは、西です。念のため。