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祇園祭:よみがえるた鮮やかな色彩 大船鉾の前掛け新調

昨年、150年ぶりに復活した祇園祭の山鉾の一つ、大船(おおふね)鉾の保存会(京都市下京区)が鉾の船首に飾る前掛けを新調し4日、報道陣に公開した。江戸時代後期に制作されたとみられる「紅地雲龍青海文綴織(べにじうんりゅうせいがいもんつづれおり)」を忠実に復元。約200年前の鮮やかな色彩がよみがえった。20日の後祭の曳初(ひきぞ)めで披露される。

大船鉾が幕末の蛤御門(はまぐりごもん)の変(1864年)で焼失した後、前掛けは博物館などで保管されてきたが傷みが激しく、昨年は前掛けなしで巡行した。このため約1500万円をかけて復元した。

復元された前掛けは、従来のものとほぼ同じ縦228センチ、横66センチ。赤を基調として3匹の竜が飛翔する様子が色鮮やかに織り込まれている。

http://mainichi.jp/select/news/20150704k0000e040276000c.html
参照元記事 / 毎日新聞

新調された大船鉾の前掛け(右)。江戸時代に作られた前掛け(左)を忠実に再現した=京都市下京区で2015年7月4日午前11時55分、小松雄介撮影 / 毎日新聞

新調された大船鉾の前掛け(右)。江戸時代に作られた前掛け(左)を忠実に再現した=京都市下京区で2015年7月4日午前11時55分、小松雄介撮影 / 毎日新聞

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