2022.10.24 きんでん、「第46回技能五輪国際大会特別開催」で柳翔大氏が金メダル獲得

再生可能エネルギー職種で太陽光パネルの設置課題に取り組む柳選手

 きんでんの柳翔大氏が、京都市勧業館「みやこめっせ」で開催された「第46回技能五輪国際大会(特別開催)」(15~18日)の再生可能エネルギー職種で金メダルを獲得した。

 柳氏は、今大会から新たに公式種目に認定された再生可能エネルギー職種に日本代表として出場。中国、インドの代表表選手とともに①太陽光発電と小型風力発電システムの設置②太陽光発電と風力発電設備の保守③ソフトウエアを用いた発電所の設計④風力発電設備の模擬装置による運用―の4課題に挑んだ。

 競技は4日間にわたり、課題では非常に広範囲な技術、技能が要求され、慣れない海外製装置への対応力も求められた。柳氏はチームきんでんの全面的なバックアップのもと、技能だけでなく、体力、精神面の強化にも取り組み、見事に金メダルを獲得した。

 きんでんは、技能五輪国際大会に日本が初めて参加した1962年のスペイン大会以降、電工職種、情報ネットワーク施工職種、配管職種に19人が日本代表選手として出場。今大会の柳氏を含め金メダル11個、銅メダル2個を獲得している。金メダルの獲得は、同社として7人連続となった。

 第46回技能五輪国際大会は、2021年に中国・上海で開催が予定されていたが、新型コロナウイルス感染症拡大により1年延期。しかし、22年も上海でのロックダウン継続で中止となった。そのため、9月から11月にかけて特別開催という形で、競技職種ごとに日本を含む15カ国で分散開催している。