DELISH KITCHEN

はったい粉とは?はったい粉を使った料理もご紹介!

作成日: 2020/04/22

更新日: 2020/08/05

はったい粉という名前を聞いたことがあるでしょうか。昔ながらのお菓子には良く使われていたので、年配の方にとっては「懐かしのおやつ」のイメージかもしれません。一方で、現在はほかの粉に比べると認知度が低くなってしまったため、知らないという人もいるのではないでしょうか。今回はそんなはったい粉について詳しく解説し、はったい粉を活用した料理もご紹介します。

目次

  1. はったい粉とは?
  2. はったい粉を使った料理
  3. はったい粉をもっと手軽に活用してみよう!

はったい粉とは?

はったい粉とは、大麦や裸麦(はだかむぎ)を焙煎し、石臼などで挽いた粉のこと。地域によってはとうもろこしなどを混ぜている場合もあります。麦の収穫期に合わせて市場に出回っていたため、はったい粉は「夏の風物詩」として記憶している人も多いことでしょう。はったい粉は別名「麦焦がし」とも呼ばれる通り、焙煎した麦の香ばしい風味が特徴的で、見た目は灰褐色をしています。さらに、煎ってあることで非常に消化が良いというのも、はったい粉の大きな特徴です。

昭和50年代くらいまでは、はったい粉で作ったおやつが子供たちの定番でした。作り方は、好みの量の砂糖とはったい粉をお湯や麦茶などで練るだけ。とても素朴な味わいで、麦の自然な甘味を楽しむことができます。いつでも手軽に作って食べられるおやつとして、当時はとても重宝されていました。現在でも、はったい粉は和菓子の落雁(らくがん)などの材料として使われています。

はったい粉を使った料理

はったい粉はサラサラとして扱いやすく、クセも少ないため、さまざまな料理に活用することができます。良く使われているのはパンやクッキーなど、小麦粉を使ったお菓子類。はったい粉だけだとグルテンが少なく、生地がなかなかまとまりにくいため、小麦粉と混ぜて使用するのがおすすめです。はったい粉を入れることにより、小麦粉だけで作ったときよりも香ばしい風味がつき、自然な色味に仕上がります。小麦粉以外だと、白玉粉や片栗粉にはったい粉を混ぜて、団子やもちを作るのもおすすめです。あんこを包んで丸めたり、上からきなこや黒蜜をかけたりと、アレンジを楽しんでみましょう。

ほかにも、ハンバーグなどの肉だねのつなぎとして、はったい粉を使うという方法もあります。このように、小麦粉や片栗粉などに混ぜたり、置き換えたりすることで、手軽にはったい粉を取り入れることができるのです。

DELISH KITCHENでははったい粉を使ったクッキーのレシピ動画があります。

はったい粉をもっと手軽に活用してみよう!

大麦の煎った香りがどことなく懐かしさを感じさせる、はったい粉。かつては気軽に食べられる子供のおやつでしたが、現在はさまざまな料理に活用されています。はったい粉の魅力は、なんといってもサラサラとしてダマになりにくく、料理初心者でも手軽に扱いやすいこと。消化が良くて香ばしいはったい粉を、もっと食生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。

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