- 元祖“キラースマイル”の異名を持つ俳優キム・ジェウォンが、テレビ番組で過去のエピソードを明かした。
- MBCドラマ『ロマンス(2002)』を通じて大ブレイクした彼は、当時ヨン様以上の爆発的な人気を誇っていた。
- しかし結婚後には、60万人ものファンクラブ会員が一気に去るという寂しい経験もしたのだという。
俳優のキム・ジェウォンが、MBCのバラエティー番組『ラジオスター』に出演した。
彼の出演は、実に7年ぶり。「殺人微笑」という異名を持ち、“キラースマイル”の元祖として人気を博したキム・ジェウォンは、当時の思い出話を大放出した。
“キラースマイル”と言われるようになったのは、彼が出演したMBCドラマ『ロマンス(2002)』がきっかけ。
このドラマは、タブーとされる高校の女性教師と男子生徒の禁断の愛を描いており、女優のキム・ハヌルが新米の国語教師役、キム・ジェウォンは、アルバイトをしながら一家を支える高校生役を好演している。
放送当時、特に注目を集めたのが、キム・ジェウォンの白い肌と、美少年を思わせる愛くるしい笑顔だった。
彼がヒロインに見せる、殺人的にカワイイ笑顔は、多くの韓国人女性の心をときめかせ、『ロマンス』シンドロームを巻き起こした。
キム・ジェウォンは、この年の『MBC演技大賞』で、“新人演技賞”と“男性人気賞”を受賞している。
一気に大ブレイクしたキム・ジェウォンは、『ロマンス』の放送からわずか数カ月後に、SBSドラマ『ライバル(2002)』に出演。
韓国で30%という高視聴率を記録し『SBS演技大賞』では、4冠を達成するという快挙を成し遂げた。
これでスターダムにのし上がったキム・ジェウォンは、その後、KBSドラマ『ファン・ジニ(2006)』で初の時代劇に挑戦、主人公ファン・ジニ(ハ・ジウォン扮)の相手役を務め好評を得た。
2009年に入隊し、除隊後の初主演作となったMBCドラマ『私の心が聞こえる? (2011)』では、ピュアラブストーリーを見事に描き出し、日本でも人気を博す。
劇中で、聴覚障害のある青年ドンジュ役を演じた彼は、またもや『MBC演技大賞』の“男性人気賞”をはじめ、“ミニシリーズ部門男性優秀演技賞”を手にし、華々しい復帰を果たした。
今回、キム・ジェウォンが久し振りに出演した『ラジオスター』では、『ロマンス』を通じて一躍トップスターの仲間入りを果たした、2002年当時の人気について明かしてくれた。
今から約20年前の2002年といえば、世間は日韓共催のW杯(2002 FIFAワールドカップ)で盛り上がっている最中。ドラマの放送は5月~6月で、W杯の開催期間中とぴったり重なったが、サッカー人気に負けず、ドラマは注目を浴びた。
キム・ジェウォンは、当時の人気について「(W杯の熱気の)おまけで引っかかったこと」と謙遜する。
しかし当時は、2つのドラマを同時に撮影していたため非常に多忙をきわめ、一カ月の睡眠時間は10時間程度だったという。
ちょうどその頃、人気絶頂のイケメンサッカー選手だったアン・ジョンファンと共に化粧品の広告モデルも務め、女性のように透明感のある白い肌を披露し、世間の関心を集めた。
日本では2003年に第一次韓流ブームが巻き起こり、“ヨン様ブーム”も到来したが、当時の韓国で、ヨン様以上の人気を誇っていたのが、まさにキム・ジェウォン。その人気ぶりは韓国だけではなく、アジアにも広がったという。
『ラジオスター』では「実は、台湾の“4大天王”だった」というセルフ自慢も飛び出し、出演者を驚かせた。
一方で「結婚後、ファンクラブ会員が60万人飛び去った‥」と悲しい思い出にも振り返り、爆笑を誘った。
2013年に結婚し、彼にそっくりな息子が一人いるキム・ジェウォン。
ここ数年、俳優活動を行っていない彼は、現在、ウェブトゥーン会社の副社長だという驚くべき近況も公開。
20年前、“キラースマイル”でセンセーションを巻き起こした彼の俳優復帰は、いつ見られるのだろうか。
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