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パンジーの特徴と育て方のコツ|種まきの時期や病気の防ぎ方

2023/10/20 更新|2022/1/17 作成

概要

パンジーは育てやすい花ですが、正しく育てなければ長くきれいに開花させることはできません。

本記事ではパンジーの正しい育て方をはじめ、種まきの時期や病気の防ぎ方を解説します。

園芸初心者やパンジーを長期間、開花させたい方は必見です。

パンジーは、比較的簡単に育てることができるため、園芸を始めようとしている方に適している花です。周りに園芸に興味がある方がいれば、パンジーの株や種をプレゼントすれば喜ばれるかもしれません。

今回は、パンジーの特徴と育て方、種まきの時期、病気の防ぎ方などを詳しく解説します。本記事を読んで、パンジーをきれいに咲かせましょう。

パンジーの育て方とは?のイメージ

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パンジーの特徴

パンジーは、スミレ科の花です。ヨーロッパ・北アメリカ原産の種を品種改良して生み出されました。

開花時期は長く、10月から5月にかけて、花を楽しむことができます。パンジーの色はとても豊富で、オレンジ・黄・ピンク・赤・紫・青・白・黒・複色(赤やピンクなど、複数の色が混じっているもの)などがあります。

また、パンジーの花言葉は「物思い」「思い出」です。見た目だけでなく、花言葉も素敵なパンジーは、贈り物としてもおすすめです。

さらにパンジーは、食べることができる「エディブルフラワー」と呼ばれる種類の花でもあります。ちなみに、パンジーのほかにも、キンギョソウ、スイートピー、桜、キンモクセイなどもエディブルフラワーに挙げられます。

観賞用として販売されているパンジーには、農薬などが使用されている可能性がありますが、ご自身で育てたパンジーなら安全です。色鮮やかなパンジーを料理に添えれば、テーブルを華やかに彩ることもできます。

エディブルフラワーのイメージ

パンジーとビオラの違いとは?

パンジーと見た目が似ている「ビオラ」という花があります。どちらもスミレ科で非常に似ているため、一目で見分けることは難しいかもしれません。

パンジーとビオラを見分けるためには、まず「花びら」に注目しましょう。花びら全体が5cm以上と大きく、ふんわりとフリルのよう花が咲いていれば「パンジー」です。ビオラの花びらは全体が5cm以下で、小ぶりな花が咲きます。

品種改良によって花弁の大きさだけで判別するのは難しい場合もありますので、「フリルのような花びらかどうか」が、最も違いが分かりやすいポイントです。また、パンジーとビオラは適応環境にも違いがあり、ビオラのほうが耐暑性に優れています。

パンジーの育て方

パンジーは、育て方が比較的、簡単な花として知られています。しかし、何も考えずに植えて水をあげるだけでは、開花させることはできません。

種まきの時期や病気の対策などを知ってから、育て始めるようにしましょう。

パンジーを育てる最適な環境

パンジーの育て方は、「地植え」「鉢植え」のどちらでも構いません。ただし、地植えと鉢植えでは適切とされる土が異なるため、注意が必要です。

地植えの場合は「庭土が7割」「腐葉土が3割」、鉢植えの場合は「赤玉土が5割」「腐葉土が3割」「パーライトが2割」といった土が適切です。

育てる環境については、風通しや日当たりがよい場所を選びましょう。風通しと日当たりをよくすることで、病気の予防になります。耐寒性がある花のため、寒さに関することはあまり注意しなくても構いません。

種まきの注意点

パンジーの種は、冷蔵庫の野菜室で1週間ほど冷やしておきましょう。冷やすことで発芽しやすい状態になります。冷やさなければ発芽しないわけではありませんが、冷やすと発芽の確率が高くなります。

また、種をまく際は、種同士が重ならないようにしてください。種の上に被せる土は薄く被せる程度で、種が見えるくらいが適当です。土を被せ過ぎると、芽が出ることを妨げてしまうため注意しましょう。

種を植え終わったら、霧吹きで土を濡らしてあげましょう。

種まきの時期

パンジーの種まきの時期は、8月頃からです。8月頃に種まきをした場合は、10月頃に開花します。

苗を植える場合には、10月頃がおすすめです。パンジーは耐寒性のある花ですが、暑さには強くありません。10月でも残暑が厳しい年もあるため、天気予報をチェックして判断しましょう。

10月に苗を植えれば、年内に開花を見ることができます。

パンジーの苗

水やりのタイミング

水やりは土が乾燥しているときにたっぷりあげましょう。冬は暖かい昼の時間帯に水やりをしてください。夕方以降の寒い時間に水やりをすると、水が凍ってしまうこともあります。

パンジーは寒さには強い花ですが、凍ってしまうと悪影響を及ぼします。枯れてしまう原因にもなるため、水やりのタイミングには注意が必要です。

また、水のあげすぎにも気を付けましょう。水のあげすぎは病気の原因になります。土が乾燥していないときには、わざわざ水をあげる必要はありません。

肥料をあげるタイミング

鉢植えの場合は、液体肥料を1週間~2週間に1回程度あげます。地植えの場合は、暖効性肥料を月1回程度あげましょう。

必ずしもこのペースであげればよいというわけではないため、開花時期になる花の調子を見ながら、必要と感じたときにあげてください。花数と株の調子がよくないと感じたときに肥料を追加してあげると、開花期間を長引かせることができます。

ただし、肥料は大量にあげればよいというものではありません。あげすぎると逆に枯れてしまうため、肥料のパッケージに書かれた分量を守りましょう。

切り戻しと花がら摘み

花の状態を見ながら、切り戻しと花がら摘みを行いましょう。

切り戻しとは、長くなってきた茎を短く整える方法のことで、花がら摘みとは、咲き終わった花を切り取ることです。これから咲いてくる花に、より栄養を行き届かせるために行います。

花がら摘みは、花だけを切らずに、茎から切ることがポイントです。長すぎる茎や咲き終わった花は、今後咲いてくる花に必要な養分まで吸収してしまいます。

枯れている花や、少し長いと感じる茎を見つけた際は、切り戻しと花がら摘みを欠かさず行いましょう。風通しがよくなり、病気の予防にもつながります。

パンジーがかかりやすい病気や害虫

花は対策をしなければ病気にかかってしまいます。育てやすいパンジーも例外ではありません。

パンジーがかかりやすい病気は、灰色かび病・うどんこ病・斑点病です。

  • ・灰色かび病、うどんこ病

    カビが生えてしまうことによって光合成を阻害してしまう病気です。予防するには、切り戻しや花がら摘みで風通しをよくすることが重要です。

  • ・斑点病

    茎や花に黄色または茶色の斑点ができる病気です。水はけ悪さや水やりのしすぎが原因で発症します。斑点病を発症した際は、薬剤を使って対処しましょう。

  • ・害虫

    パンジーには、ナメクジやアブラムシが発生しやすくなります。ナメクジを見つけたときはピンセットを使って取るようにしましょう。

    アブラムシは歯ブラシやヘラなどを使用して、そぎ落としましょう。

開花期間を長引かせるには?

美しく開花したパンジーは、できるだけ長く楽しみたいもの。開花期間を長引かせるためには、注意深く観察し、育て方を定期的に見直してあげることが大切です。

気候や環境によって最適な水量などは変わりますので、水や肥料をやりすぎていないか、花が順調に育っているかなどを確認して、随時育て方を見直しましょう。

花の調子がよくないのにも関わらず、これまでと同じ育て方をしていては改善しません。原因がどこにあるかを調べて、育てる環境や水・肥料のあげ方などを工夫しましょう。

水をやるだけでなく、茎の伸び具合や害虫がついていないかを確認することも大切です。

パンジーのイメージ

パンジーは育てることが簡単で、贈り物としても人気のある花です。園芸初心者の方や、育てた花を贈り物にしたい方におすすめです。とはいえ、適切な育て方をしなければきれいに開花させることはできません。水やりや肥料をあげるタイミングなど、注意する点が多数存在します。

正しい育て方と毎日のお世話を怠らないことを意識して、開花時期の長い健康なパンジーを育てましょう。

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