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著名人が明かす野球愛

中日推し!浅尾美和(元ビーチバレーボール選手)「選手を信じて応援するのみです!」

 

三重県鈴鹿市出身で現在は岐阜県可児市在住。となれば応援するチームは言うまでもない。「ドラゴンズの試合を見ることができるだけで幸せなんですよ」という言葉からもドラゴンズ愛がひしひしと伝わってくる。しかしファン歴はまだ12年。きっかけとなったのはある選手との対談だった。
取材・構成=牧野正

浅尾美和さん


 もちろんドラゴンズのことは小さいころから知っていましたけど、本格的にファンになったのは浅尾(浅尾拓也、現二軍投手コーチ)さんと対談させていただいてから。中日スポーツのお正月用の対談企画です(2009年1月1日発行)。当時の浅尾さんは2年目のシーズンを終えられたばかりで、私もまだ現役でした。地元出身、同姓同士のアスリートで選ばれたのだと思います。私も人のことはあまり言えないんですけど、浅尾さんもどこか抜けていて天然が入っていらっしゃって(笑)。楽しい対談だったんですけど、それでも私以上に緊張されていて汗もびっしょり……すごく話しやすく、普通の方なんだなと親近感を持ちました。そうなるとやっぱり応援したくなるじゃないですか!

 ただ、今の推しは根尾昂選手です。私が住んでいる岐阜県出身の選手ですし、大阪桐蔭高時代から応援していました。ヒロドちゃん(歩美、『熱闘甲子園』キャスター)からも根尾選手は真面目でよく本を読み、勉強もできると聞いて、すごいなとあこがれて。私は高校時代はバレーばかりで全然勉強してなかったですから。だから与田剛監督がドラフトで根尾選手を引き当てたときは、もううれし過ぎて泣いてしまいました。根尾選手にはこれからのドラゴンズを背負っていってほしいなと期待しています。うちの息子も根尾選手のように育ってくれないかな?

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始球式では華麗なフォームでノーバン投球を披露


 7月にはバンテリンドームで始球式もさせていただきました(4日ヤクルト戦、ノーバウンドで64キロを計測)。すごく緊張して記憶が飛んでいる部分もありますが、もうちょっとスピードは出したかったですね。バレーでスパイクを打つ動作と投球動作は似ているんですよ。実際に現役のころにはアップのメニューにキャッチボールを入れていたくらいですから。現役時代だったら、もう少し速かったかも!?

 今年のドラゴンズはあまり調子が良くないですけど……私は優勝をあきらめていません。勝負の世界は最後まで何が起こるか分からないですし、だからこそ面白い。選手を信じて応援するのみです。そのためにも連勝が見たいんですが、一方で私はドラゴンズが試合をして、それを見ることができるだけで幸せだと思っています。選手の皆さんには今できることを一生懸命に頑張ってもらいたいです。そうすれば自然と結果もついてくるように思います。

浅尾コーチの背番号81を背負って


PROFILE
あさお・みわ●1986年2月2日生まれ。三重県鈴鹿市出身。O型。元ビーチバレーボール選手。高校時代は春高バレー(全国高校選抜)に出場。卒業後、ビーチバレーに転向して「ビーチの妖精」の異名でビーチバレーボール人気をけん引。2012年に引退し、現在はテレビタレントとして活躍中。趣味はスポーツ観戦、映画&音楽鑑賞など。中日ドラゴンズのファンとして知られる。

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